始まり
いじめ、政治、家庭環境。
これらの要因を混ぜた時にできる子どもって、たった一つの概念では貫けませんよ。
大人には分からない、子どもの世界があるのですから。
このお話は半分フィクション、半分ノーフィクションで綴って行きます。
序章
アナタの中の、その概念は自分中心だ。当たり前だろう、他人の考えてることが分かるなんて、気色が悪い。
以心伝心とはよく言ったものだが、俺には到底そんな言葉は理解できない。
正義を振りかざす偽善者は嫌いじゃない。
綺麗事を、平気で言えるのは羨ましい。
けど、それって何の意味がある? 落ち込んでいる人を慰める? 自殺しようとしている人を止める?
だから、俺はここに綴る。これは、高校生の考えだ。
決して、俺は大人ではない。
……なら、一つ話しをしよう。
五ヶ月前、SNSで【私たち今日で六ヶ月になりました】と報告するカップルほど、ウザイと思うものはないだろう?
え、そのカップルどうしたかって? この間喧嘩して別れたみたいだよ、互いの両親と話して仲良くしてたくせにね。
でも、そのカップルってここを乗り越えれば結婚できる、ってところまで行ってたんだよね。
本当おかしいよ、笑っちゃうね。
結局人間って、そんなもんなのさ。自分が一番正しいと思う、その欲望に従順で何が悪い?
人生、程々に楽しまなきゃね。