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いわゆる異世界召喚?

 結構広い緑地公園の片隅。青々と茂った芝生の上に腰を下ろす。

 そのままごろんと寝転がって空を眺める。

 雲一つない青空。


 大学時代の先輩が「30越えるとガクッと身体がくる」って言っていたが、あれから5年、俺もそろそろ32。確かに、近頃急に体力が衰えた気がする。

 温かい日射しと心地よい風のなか、目をつぶり草の香りをかぐ。

 今日はこのまま昼寝で一日潰して、夕方になったら近くの温泉施設にでも行くか……。



 ふと気がつくと、辺りが急に明るくなり、そして薄暗くなる。

 ザワついた人声。

 俺は寝惚けた眼をぼんやりと開きながら身を起こした。


 あれ? ここはどこだ?


 確か俺は、見通しのいい緑地公園の芝生の上で寝転がっていた筈なのに。

 なんだか事態に付いていけず、立ち上がることもできないままにぐるりと辺りを見回す。

 座っているまわり二メートルほどは芝生のままだが、そこは石舞台?の上に変わっている。

 その外側、高さ三メートルほどの巨石の柱がストーンサークルをなして石舞台を囲んでいる。

 ストーンサークルの間から、槍?とか剣?とかをやんわりと俺に向けて構える騎士っぽい一団がどやどやと入ってきて。そして、

 石舞台の端には仕立てのいい服を来た、びっくり眼で両手を口に充てる小学生くらいの少女と、少女を庇うようにして杖を構える魔法使いっぽいの。


 これはあれか? いわゆる異世界召喚?

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