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男の娘なんて言わせないっ!  作者: 夏野 祭
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やったね優希くん女の子だよ!

筆が乗るままに(この場合は手が動くままに)思いついたままを書きました。一応、1話ずつ短い感じで入れていくので、感想くれると嬉しいです。

(あぁ、どうせなら女の子に生まれたかったなぁ......。)

そう願う少年、佐野優希は男の娘である。

間違えるな、男の子ではなく男の娘である。

何がどうしてそのように育ったのかは知らないが、顔は美少女と見紛うレベル、小柄な身体は庇護欲をそそるモノがある、そして何より彼の所有物のほとんどが女子物なのである。もちろん下着は男子用である。なぜなら彼はあくまで男の娘なのだから。

(女の子に生まれてたら、こんなことにはならなかったんだろうなぁ。)

きっかけは些細なことだったのだ。とある男子が彼を女の子だと思って告白してしまったのだ。それ以来彼は女の子として扱われてきた。主に男子に....。

具体的には、彼が男子トイレに入るとパニックになる、などだ。

そんな小さいことも貯まれば大きくなる。塵も積もれば山となる、というやつだ。

結果として中2の春以来彼は引きこもりになってしまったのだった。

(もし、僕が女の子だったら、こんな気持ちにはならなかったよね、きっと。)

先ほどと同じようなことを考えて、やるせなさが増してきた。

「はぁ。」と1つのため息をして思考を打ち切る。

「もし、女の子になれるなら、なりたい。もう引きこもりは嫌なんだ。外に出たい....。」

彼は、その容姿のせいであまり外にもでられないのだった。可哀想とさえ言える。外に出たい、それが彼の望みなのだ。

「それじゃあ俺が君を女の子にしてあげよう。」

「え?」

突然として女の子の声が部屋に響いたそのとき、彼を光が包み込んだ。身体の浮くような感覚、頭の中がごちゃごちゃになるような何かを感じて彼は呻く。

「う、うぁうぅ......!!」

光の中で苦しむこと数分、彼を包んでいた光が消えていく。

「ひとまず今日のところはもう寝なさい、優希ちゃん。これからよろしくね。」

仲間ができたような、女の子の嬉しそうな声が聞こえると、優希は糸の切れた操り人形のように、ベッドの上にパタリと倒れてしまったのだった。


まだ冒頭だけですが、これから優希のおもしろおかしい最強の魔法使いへの道を描いていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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