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200文字小説シリーズ

踏み切りのカンカン(200文字小説)

作者: 敬愛

僕は踏切の前に立つ

カンカンカンカンと音がすると心臓がざわついて電車に飛び込みたくなる

クラッシュした自分の遺体と痛みを想像してみる

それでも怖くない それくらい辛い

誰にも愛してもらえないならこの肉体なんて要らないから魂になりたい

ある日僕は自殺するつもりで踏み切りの前に一日中立っていたが

電車は来なかった 後で聞いたニュースによると一駅前で人身事故があったらしい

僕は命拾いしたのだろうか?誰かの命と引き換えに?

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― 新着の感想 ―
[一言] 考えさせられる内容が200文字に詰められている。 簡潔に、だけども人の生き方を問うには完璧で。 凄いと思いました。 ありがとうございました。
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