『城のシロと白プレスマン』
掲載日:2026/08/06
戦国のころ、あるお城の城主が、犬を飼っておりました。一匹や二匹ではありません。数えたことがないので、数はわかりませんでしたが、結構な数でした。みんなきれいな白い犬で、とりあえず、シロと呼ばれていました。シロをかわいがることは、城を守るに通ずるということで、縁起がよかったのです。
隣の国と戦になり、犬たちも、密書を届けたり、味方が投げた石つぶてをくわえて持って帰ったり、敵方の兵糧を食い散らかしたり、いろいろ働きました。
しかし、戦況は劣勢で、お城は焼け落ちてしまいました。犬たちは、帰る場所を探して走り続け、皆命を落としてしまいました。城下に住む者たちは、犬たちを哀れんで、塚をつくり、白プレスマンを奉納して、供養したということです。
教訓:犬は忠実であるところが魅力だと考える者と、そこがかわいそうと考える人がいる。プレスマンは誰もが好きである。




