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詩全集3

夢時

作者: 那須茄子

静寂しじまを裂いて 

夜風が泣く

まだ 

探していた


ドアは 

きみのこえ

閉じかけた夢を

ノックした

誰?


ふいに

滲む色

なつかしくて

また泣きそうになるよ



回り道だらけ

愛しいって思う



すれ違った後で声がした

どこかで聴いた声に似ていた

記憶がそっと揺らぐ

真夜中の横顔


どんな言葉でも届かないと

あきらめかけたこの胸に

ふれてきた

願いの色




静寂しじまを裂いて 

夜風が泣く

まだ 

探していた



ドアは 

きみのこえ

閉じかけた夢を

ノックした



夜の果てで生まれ変わる前に

伸ばしておこう

この手を





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― 新着の感想 ―
好きです!!静寂をさいての序文からがっつり心を掴まれました!
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