国連が危惧する日本起源のHENTAI。浮世絵から受け継がれるジャパンウタマロエロパワー
アニメマンガが隆盛しもはや日本文化の代表となった21世紀。
しかし光あればまた闇もある。アニメは「闇」の部分に傾いた結果
世界をどのように変えてしまい。それがどのような結果をもたらしたのか。
それを少し語ろうと思う。
先ほど日経新聞の「月曜日のたわわ」の広告に国連のフェミ団体がジェンダー支援団体加盟規約違反とものいいをつけたことは先般ご周知のとおりである。まあ日経新聞は公共のお堅い経済新聞でありながら渡辺淳一のエロ小説を毎度連載していたフェミにはほど遠い会社だったわけだが。
1、日本人は自覚しよう!日本は世界でも異常なエロ大国である!
話は変わって、日本は世界名だたるエロ大国である。戦国江戸時代からBL・ショタ・NTR・女性買春・夜這いとなんでもありのキリスト教宣教師が戦慄するソドムゴモラも真っ青の赤裸々な性事情の国こそ黄金の国ジパングなわけである。例の「おおきないちもつ」が描かれる浮世絵が世界に流失し「ウタマロ」なる日本語が世界にポピュラーになったのも、ひとえに日本のエロパワー故である。
2、媒体エロ産業アジア一。AVが隆盛した日本の事情
その伝統はまずは戦後日本産AVとなりアジアの男性(特に中国)から羨望の的になり、アジア各国で売春にて性搾取がデフォルトな戦後に日本はエロ本ビニ本AVと各種風俗より高い経済効果で輸出も含めて日本産AVの価値を世界に確固たるものにしたのである。ちなみに性搾取が高価もしくは御法度ゆえに媒体エロが隆盛し産業となったのはアジアでも日本ぐらいである。
それは世界に波及しお隣の中国では日本のAV女優がさながらアイドルのような扱いになりセクシー女優なる言葉が生まれお茶も間の公共テレビ番組にまで露出する事態になったのはご記憶の通りである。
3、児ポ法世界標準と、ブルセラに緩かった日本AV
しかしながら世界におけるチャイルドポルノ殲滅運動および風俗も含めた性搾取浄化作戦なる21世紀の国策によりいわゆるブルセラものや、年齢規制があきらかにアウトな「裏ビデオの陽子ちゃん」なAVは禁止摘発の対象になり欧米人から若くてアウトな年齢にみられる日本のグレーゾーンなAVは国連や欧米の批判にやり玉に挙げられるようになり、日本のAVは一旦の後退を余儀なくされるのである。
そんななか世界上流階級のエロオヤジどもはどこぞの英国変態紳士王子とかBGとかいうオタクオヤジも世界的プチエンジェルでよろしくやっていたわけだが。はいはいエプスタインエプスタイン。
4、児ポ法以後とエロアニメとその結果の「HENTAI」
実在女性は媒体だろうと性搾取、年齢が若いなら未成年なら世界的重罪・・・・。いわゆる児ポ法世界標準の時代が到来し世界中の変態紳士が窮する事態となった21世紀。日本から彼らの需要と合法をもたらす新時代のエロが到来する。いわゆる「エロアニメ」である。かつて日本には「くりいむれもん」なる古典的な世界標準的にはアウトな「エロアニメ」があり海外エロ好事家には人気であったが、この流れを受けて日本発「エロアニメ」は裏の輸出産業として退潮ぎみだったAV産業の一角としてそれまで日本の秋葉原で隆盛を誇ったエロゲーの衰退の裏で急速に業績を伸ばし始めるのである。エロゲーのメディアミックスとして始まったエロアニメの伸長はエロゲーの衰退をよそに着実にその販売本数を増やしていったのである。この時点で世界中でエロアニメを供給する国は日本唯一であった。ここから日本産エロアニメは世界の変態紳士から「かの名称」を戴くことになる。いわゆる「HENTAI」である。
5、エロは裏切らない。世界の変態紳士が多国語で動画up、HENTAIの世界標準化。
21世紀インターネット及び動画配信が世界標準となるあたりに、いわゆる動画ポルノサイトが隆盛したあたりに児ポ動画の世界的摘発・取り締まり・削除がされる中、動画ジャンルに怪しげな単語が並び始める。「HENTAI」日本発エロアニメ・エロゲー動画がUPされ始めたのである。もちろん海賊版で。
世界の変態紳士たちの欲求はすさまじく、英語吹替版にはじまり字幕版、スペイン語字幕・ロシア語・
ベトナム語字幕・中文字幕までまさにHENTAIは動画普及により世界標準というあまり褒め得られた
事態ではなくなっていくのである。
ここで世界の国連が動き出し「日本のエロアニメは性的搾取およびその助長を促す」という警告が出る状況となる。それを受けて日本中のエロゲー・エロアニメ・エロマンガにおいて「登場人物はすべて架空の存在で年齢18歳以上です。」なる文句が表示されるのである。
6、レイプレイ事件以後のエロの逆襲。人間でなければいいじゃない?
同時に日本ではかつて国会で犯罪助長と問題になったエロゲー「177」事件を彷彿とさせる世界標準版となった「レイプレイ」事件が起こる。「日本のHENTAIは性的搾取」ということが国連のオバサン達の共通認識となるなか次なる日本発の世界中を戦慄させる「表現の自由」というこれまた日本人ならではの国連・ジェンダー・フェミ関係者を戦慄・驚愕・頭を抱えさせる事態が現在進行中である。
いわゆる「ファンタジーエロ」である。
エルフな100歳少女からロリババア、サキュバスな悪魔っ子にイヌミミネコミミなケモミミ、妖怪キツネ娘牛娘に鬼娘にオーク娘やゾンビまで、キリスト教も禁忌もエロの前には関係ねえ!とばかりに
「じゃあ人間じゃなければいいだろ?表現の自由だ!」が最近の傾向となりつつある。
7、HENTAIがいつから日本人だけのものだと勘違いしていた?世界標準は無修正だ!
世界の変態紳士たちは日本のHENTAIから多くを学び、今やクリエイター側になりつつある。
かつてアメコミ・3Dにていかにもアメリカンな造形はなりを潜め、米露中仏台にてショートアニメ
なCGが中心のHENTAIが出始め、もはやHENTAIは日本人だけのものな時代は終わりつつある。無修正の海外のHENTAIアニメゲームの販売サイトが立ち上がり、大手ゲーム配信サイトsteamではエロゲーの配信が事実上の解禁となった。そのなかにはかつて「レイプレイ」を作成した会社も含まれている。
8、表現の自由か?性的搾取か?創作上の架空の果てのエロをどう扱うのか?
いわゆるアニメ絵から始まる創作上のエロ「HENTAI」限りなく精巧な実写に見まがうCGでもなく、実在のモデルが存在するでもなく、古い言い方なら「アニメ絵美少女」。その性的な強調と精緻化およびその行為やシュチュエーションの映像動画化これらが「HENTAI」と総称されるモノである。
日本の浮世絵から始まり、男性諸氏、題材によっては女性の性的欲求を満たす映像作品。
映像題材は人間ですらない場合もあるこれら創作物を、購入者や好事家が満足したからと性的搾取や犯罪の助長するシロモノと言うのはどこか違う気がする。女性諸氏が生理的嫌悪を催すのは十分理解できるが
実害や被害や具体的な損害事実がない以上かのエプスタイン事件や人身売買やイスラム国の犯罪と同じレベルで語るにはいかがなものかと考える。
実際に国連や各国も架空の果てのエロをどう扱うのかみな頭を悩ましている。
ただしこの世界的におけるHENTAIの隆盛こそが先日の「宇垣ちゃん」「月曜日のたわわ」事件の
元凶であると筆者は推測する。
万人のとある対象・画像のエロへの連想はそれ自体が規制を生むのである。生理的嫌悪か忌避か。
「秘するが花」とはよく言ったものである。
オタク絵の何が問題かとつきつめたら、HENTAIが世界標準になったせいか
と得心するに至りました。エロが強すぎるのも問題やね。