表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

いきたいな。

作者: なゆ

「お前はいいなぁ。」

そんな事を口に出して、それを見つめる。クーラーをつけていないと、身体中から汗が吹き出し、身体に不快感を与える。

それは、目の前にある。俺にはかまってくれない。常に、何かやり残したことはないかと思い、身体を動かし確認したいが、胸の奥の何かが、それを妨げる。

ずっと、小さいときからそれに畏怖の念を抱いていたが、今ではそれに、憧れのような感情を抱いてしまっている。

窓から、雨が駐輪場の屋根に当たる音が聞こえる。それに生るのは、簡単な事だった。たくさんそれに生る機会はあった。だけど、後のことが怖くて生れなかった。

「今日はひとまず出発しよう。」

誰かがそういった。腹が鳴る。痛みを感じてトイレへ行こうとするが、すぐに止む。大きくため息をついて気を紛らす。

「まだしたくない。」 「何で?」

「知らない。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ