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『見下ろせば、世界』

作者: 全州明

 (ちゅう)を舞って、空を()けて。

 見下ろせば世界。

 この手で体を抱きとめなければ、私は私でいられない。

 この手を振りほどかなければ、私はこのまま()ちていく。

 空の彼方へ? あの地面へ? それはわからない。

 けれど。

 止まっているのは怖いから。

 一人でいるのも怖いから。

 私は、ひたすらに羽ばたく。

 空を()って、風を抱いて。

 すれ違う風は目をくれず、振り落ちる羽は虚空(こくう)に光る。

 見上げれば彼方。

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