アラー
さて今日はアラーとの強制謁見だ
ゼウスから口利きしてもらっているし
簡単に許可をもらえるだろうそう考えていた
アラーの扉はシンプルだ木の扉で装飾も控えめだ
同じ大神でもこんなに違うのか?
私は扉の前で「失礼します!」そう言うと
ゆっくりと扉を開ける中にはアラーが居た
歳は若く見える20代後半くらいだろうか?
「あぁユウジだったよね?ゼウスから話しは聞いているよ。私の許可がほしいんだよね?」
いきなり本題だアラーも怒っている気配はない
強制謁見状も即謁見出来るようにした
アラー也の気遣いなのだろう
「はい、許可が必要なんです。よろしくお願いします」
アラーはにこやかに
「良いよ許可するよ、ブッダとイエスとゼウスに頼まれたら、断れないよ」
ブッダとイエスも口利きしてくれていたのか
まさに神対応だなぁそんな事を考えていると
「盛大に祝うんだろう?お祭りなんて久しぶりだ。楽しみだよ」
やはりゼウスと同じことを言う
天界はそれだけ暇で刺激がないのだ
「許可はするけど一つだけ条件がある」
アラーが突然真面目な顔になり話し始めた
「はい?どんな条件でしょうか?」
私は無理難題を言われたらどうしよう
私に出来ることかな?そう思っていると
アラーは「屋台だよ、クジ引きの屋台、私はあのドキドキする感じが大好きなんだ、クジ引きの屋台が出ないと許可しないからね!」
「ゼウスが屋台を出すように手配すると、言われていたので屋台は出ると思います」
そう答えるとアラーはパアッと笑顔になる
「本当だな?出るんだな?絶対だぞ?」
まるで子供みたいだ
「はい、もし出なくても友人のダイスケに頼み必ず屋台を出します」
「よし分かった。ユウジの神正会役員に立候補することを許可しよう!」
やった全員の許可をもらえた
これで間違い無く立候補することが出来る
「ありがとうございます、では失礼します」
私は振り返り扉を開ける
扉の隙間から一礼して扉を閉める
外ではダイスケが待っていた
「今回早かったね〜、どうだった?」
私はガッツポーズをとり
「許可もらってきました。ダイスケさん最悪の時クジ引きの屋台、担当出来ますか?」
ダイスケは?って顔をしている
「許可とクジ引きと、なにか関係あるの?」
「いやアラーからの条件で、クジ引きの屋台が出ないと許可もらえなかったんです。なので最悪の場合はダイスケさんにお願いしようと思って、、、」
ダイスケは呆れた顔をしている
「なんだそんな事か〜。良いよクジ引きでもなんでもやるよー」
私はダイスケの両手を掴み
「ありがとうございます、これで間違い無く神正会の役員に立候補出来ます」
私はその日前日からの緊張感や疲れもあり
久しぶりに天界で眠った




