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神適正委員会

神様だったと名乗る男性は

もったいぶった感じで話し始めた

「疑問には後から答えるからね〜、とりあえず僕の話し聞いていてね〜。まずは貴方は神様になる事に選ばれました、しかしそのためには神適正委員会(かみてきせいいいんかい)、通称 神正会(しんせいかい)の認定が必要です。その認定を受けて合格すると神様になる事が出来ます。それまでは僕がサポートしますね〜。何か疑問がありますか?」


私は疑問だらけだった

神様になるのに認定が必要?

神適正委員会って何?

合格って落第するとどうなるの?

元神だった男性は

うんうんと頷いて私の考えを読んでいた

「まずは認定の話しね〜。誰でも簡単に神様にしてしまうと、たまに暴走しちゃう神様が居るからねー。きちんとした人でないと神様になれないのよね〜」

腕組みしながら男性は答える


「それに伴って認定する機関が神正会なわけで、下界ではいわゆる試験を受けてもらい、適正かどうか認定するところって感じかなぁ〜、あ!認定されなかったとしても何もペナルティーはないからねー。」

私は安心した勉強は苦手だったので

試験となると無理だと思っていた

それを聞いてもう一つ疑問が出てきた

ペナルティーはないが試験は一回勝負なのか?


「あぁそこね、事実上は受かるまで受けてもらうよぉ〜。僕の聞いた話しでは2世紀も再試験受けた人もいるらしいからね〜。新しい候補者探した方が早いと思うけど、一度決まったら変更出来ないらしい。偉い人には分からんのですよー」

男性は腕組みしたまま

ニヤリと笑いこちらを見る


アニメの名言だ私は分かったけど

分からない人には分からない

私は聞いてみた

「あのぉ、サポートしてくれるって具体的には何をしてくれるんですか?」

「お!一回で理解してくれて嬉しいよぉ〜。僕の時は3回聞き直して、最後は怒られたからね〜。サポートは試験の勉強や神様になるための心構えを教えるのが僕の仕事かなぁ〜。貴方が神様になってくれたら僕は神上がり出来て、天国で悠々自適な生活を送れるわけで、早く神様になってもらわないと僕も困るわけ、ここまでは理解できた?」


私は神上がりの意味がわからない

「あぁ神上がりね〜。神様にも定年があって1000年に一度定期的に入れ替わっていて、定年や理由があって神様引退した場合は、自動的に天国へ行くことになるのよぉ〜。それを神上がりって呼んでるだけのこと」


なるほど神様になれば

エスカレーター式に天国まで行けるのか

これはラッキーなことだな

「普通そう考えるよね〜、でもそんなに簡単に神様になれないからねー」

腕組みした男性は真面目な顔で答える


そこで疑問がもう一つ出てくる

18年だと定年じゃないのに

何故選ばれたのか?

次は3000ではないのか?

「そこは疑問に思うよねー、実はモンゴルの女性神様と付き合って子供ができちゃったのよね〜。それで繰り上げで神上がりになってしまって、次の候補者は貴方ってわけ」


「えっ?モンゴルの女性神様?神様は1人じゃないの?しかも女性?」

私は驚き食い気味に身を乗り出して聞いた

元神の男性は笑いながら

「ははは、神様は1人じゃないよぉ〜。地球にいくつの国があり、何人生きてるか知ってる?とても1人じゃ見きれないよ、一つの国に1人約200の神様が居るかなぁ〜、何人まで居るかは詳しくは神正会に聞いてくれる?」


200人?神様ってそんなに居るんだ!

私は驚きを隠しきれない

空いた口が塞がらない

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