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始まり
「今から一年後にこの世界は滅びます。」
ーー彼女は無情に、感情の感じられない声でただそう告げた。
4月5日、まだ寒さが残るこの季節。
僕は彼女の言葉に心底驚いていた。
もちろん彼女の言葉が衝撃的だったのも大きい。
しかしそれ以上に、「彼女がそういったことを言う」ということに僕は今年一番(と言ってもまだ4ヶ月だが)の衝撃を受けた。
というのも、彼女はクラスの中ではおとなしく真面目な、いわゆる優等生というやつだったからである。
ところが今の彼女は、キレイだった黒髪がピンク色へと染まり、
校則どうりの制服は、レースがたくさんついた黒色のいわゆる
ロリータファッションへと変わっていた。
そしてなにより驚くべきは、顔だ。
メガネを外した彼女の顔は、一つ一つのパーツが整っており、
まるで人形のような顔立ちをしていた。
10人いたら間違いなく全員が可愛いと言うことだろう。
それくらい、今の彼女は可愛いかった。
とまあ彼女の見た目の話はこれくらいにして、なぜ僕がこんな状況におかれているのかを説明しようと思う。
ことの始まりは一時間前にさかのぼる。
中途半端にきってしまった……。
読んでくださりありがとうございました。




