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英雄の凱旋

作者: 尚瑠輝 奈由

読みずらいと思いますが、ご容赦下さい。

 こんなお祭りの日に暗い顔をして、どうしたの?大丈夫?ん?ここは何処かって?

ここは軍事大国メイズ帝国だよ。知らないのに此処にいるの?気付いたら此処にいたって?ふ〜ん

 メイズ帝国なんて聞いた事もない国だって?

メイズ帝国が分からないなんてよっぽどだね〜。

何?辺境の国なんじゃないのかって?

え〜可笑しいな〜この世界には国は7つしかないのにな〜。

う〜ん、じゃあ君はいったい何処から来たの?


 日の国?へぇ〜この世界じゃ 聞いた事がない国だね〜…。

 多分君、落ち人だよ〜、ん?落ち人が何か分からないって、まぁそうだよね〜

 君の世界には存在しないルールだろうからね〜。



 ん〜とね〜、落ち人っていうのは空間の歪みが生じている場所にうっかり落ちて別の世界に来てしまった人の事だよ〜、分かった?


 ん?どうしたの?落ちた落ち人のその後を聞きたいって?珍しいね〜普通帰れるのかを聞くものじゃないの?

 ん?小説とかゲームで知ってるから大丈夫って?ふ〜んそうなんだぁ。

 ならもう私は必要ないね、よかったね〜

 じゃあ、さよなら〜


 服を引っ張らないでくれる…ん、何?

勝手に帰るなって?まだ、用があるって?

教えてくれないのかって?

 だって、君つまんないもん。

 こんなお祭りの日に、こんな路地裏で絶望してるみたいな君の表情に興味を惹かれたから異形さんに声掛けて助けてあげようと思ったのに、そんな喜んじゃってつまんないの〜



 そんなのどうでもいいから、教えろって?

偉そうだね、君。

はぁ、これだから人は嫌いなんだよ。

で、何を教えろって?あぁ落ち人のその後の話ね。この世界はね、今他の世界の住民と世界の覇権を賭けて全面戦争してるとこなの、だから落ち人は敵と認識されて殺される。分かった?

 そんなはずないって?此処に落ちたんだから何か意味がある筈だって?戦争が起こってるんだったら自分が解決して英雄になるって?

馬鹿じゃないの?

 君程度が簡単に終わらせる事が出来る戦争ならとっくの昔に終わってるよ。

そんな筈ないって?

 この世界の住人でもないのにこの世界の何を知ってるの?

 ちゃんと落ち人のその後を教えてあげたのに失礼じゃない?



 はぁ、小説とかゲームではチートがあったから自分にもある筈って言いたいの?

馬鹿じゃないの?現実と空想の区別もつかないの?

 貴方の世界には魔法とか能力の類いはなかったでしょ、ってことは君は魔法も能力も使えないって事だよ。



 そんなはずないって、自惚れてるの?

今まで使った事もない力が突然使えるようになる訳ないでしょ、そんな事も分からないの?

 じゃあ、元の世界に帰りたいって?

いいよ、帰らせてあげる。

 帰れないと思った?まぁ、普通は帰れないよ。なにせ、世界を渡らないといけないうえに、世界の理を捻じ曲げないといけないからね。普通はまず無理だね。



 じゃあ、なんで帰れるかって?

ふふふ、それはね〜、私がこの世界の神様だからだよ〜。

 冗談止めろって?冗談じゃないよ〜。

フードを被ってて顔が分からないが人間だろって?

まぁ、確かに体は人間だね〜。

でもね〜私は、神様は神様でも現人神だってだけなんだから〜。

これでも結構偉いんだよ、凄いでしょ〜。

 ん?神様なら、なんで空間の歪みを直さないのかって?それはね〜、この世界を作ったのも貴方の世界を作ったのもお父様だからだよ〜、お父様の作った世界に変に横やりなんて入れたら危ないからね。


 じゃ、帰らせてあげる〜。

私の手を握って…?、どうしたの?

質問したい事があるって?何?

今あってるお祭りは何の祭りかって?

 君は中々いい勘をしているね〜。

このお祭りはね、元々は英雄の凱旋を祝うお祭りで今は戦争が終わった事を祝うお祭りだよ〜。

ん?戦争が終わったのなら、此処は安全だろって?違うよ〜、全然違う。まぁ、この世界の民は戦争は終わったと思ってるみたいだけどね、それ勘違いだから。まだ、戦争は続いてるんだよ、彼等が気付いていないだけでね〜。

 だからこの戦争を終わらせた英雄は、私以外誰も戦場から帰って来てないんだからね〜

なんで、今は終戦のお祭りなのかって?

 だって、このお祭りは元々英雄の凱旋って事でここまで大規模にしたのに、誰も帰って来ないから準備が無駄になるって事で終戦のお祭りって事になってるんだよ〜、だから関係ありありだよ〜。

 きっともうすぐ、戦争が終わってはいない事に民も気付き始める、その時国のお偉いさんはどうするつもりなんだろうね〜。


 さて、質問はもうないでしょ。

うんうん、じゃあもう一度私の手を握って〜

私の後ろにある空間の歪みが見える様になった?

うんうん、見えるね。

 じゃあ、私の手を離してさっき見た空間の歪みがあった場所に歩いて行って…

さて、これでさよならだね〜、バイバ〜イ











 






 ふぅ〜。やっと、行ったか〜。

もう、中々戻ってくれないから無理矢理にでも元の世界に戻そうかと思っちゃたよ〜。

 にしても、騙され易い子だったな〜

いや違うか、自分が召喚されてこの世界に来たなんて、あれだけの情報で判断出来る筈ないもんね〜。そもそも、召喚されては来たものの私が邪魔したから、元々召喚されるべき場所とは違う場所に来ちゃったんだし、召喚されたとは思わないよね〜。


 あの子、落ち人じゃなくて召喚されて来たからこの世界の力が使えたって、知ったら怒るかな〜?

 でも、知らない方が幸せだったよね、だって1度でも力を使っちゃってたら…

 まぁ、世の中には知らない方が良いこともあるんだし、あの子は知らなくて幸せだっただろうね〜。

 

 さて、私の許可なく勝手に別の世界の住人を召喚した事、どう落とし前をとってもらおっかな〜?

 ふふふ、うちの子の力でも借りて、私が赦そうと思うまでの間、作物が実らない不毛の地にでもしてしまおうかな〜。

それとも、召喚の事実を世界に公表して、王に対する信頼でも揺るがしてやろうかな〜

どうしよっかな〜♪ふふふ、召喚は罪だとちゃんと認識してもらわないとね〜。

じゃないと、私はこの世界を⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎といけなくなるんだし、もっと危機意識を持ってもらいたいものだよね。


 

 ん?騒がしいな。何をそんなに騒いで…

あぁ、ちょっと放置し過ぎから捜されているのか。

 ふふふ、仕方ないな主役のいないお祭りなんて、つまらないだろうし行ってあげますか。

なんせ、今日は英雄の凱旋を祝うお祭りなんだから…ね?

所々矛盾がある様に感じるかも知れませんが、矛盾はありません。

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