大切な仲間2
いなくならなきゃ分かんなかった。
先輩早く引退しないかな。
めんどうくさいな。
そう思っていた。
だけど、ボールが落ちた瞬間、動きが止まってしまった。
そして涙がどっと溢れた。
「あぁ、終わってしまった。」
そう思った。
それから先輩の涙を見た。
また涙がでた。
「いなくなっちゃう。やだ。」
そう思った。
一年生も二年生も三年生も泣いた。
すごく泣いた。
くやしくって、さびしくって。
先輩は自分でつくったおかしを配っていた。
Kは「がんばれって味がする。」といっていた。
ホントにそんな味がした。
おいしくて、うれしくて泣いた。
最後、先輩たちからがんばってねと言われた。
それでも泣いた。
応援されたのに泣いた。
私にとっては大切な仲間だった。
そしてこれからも大切な仲間です。
これからもがんばってください。