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拝啓夜鷹様。貴男に一目惚れしました

初投稿です。

お目汚し失礼しますm(*_ _)m



-世界中探しても、私しかいないだろう-

殿様の嫁に来たのに、まさかその正室に一目惚れするバカなんて…。

正室様から目が離せない。

これが俗に言う恋というものだろうか…。




目の前には将軍。その横に御正室。

将軍はなんというか…お顔を拝見したのは初めてだが、鼠から猿に進化する途中みたいな造形だと思う。

つまりはタイプじゃない。


対する御正室はサラサラの黒髪に切れ長な目。憂いを帯びた瞳。ちょこんとある泣き黒子がその造形の良さを際立ててる。団子にとって美味しいを際立たす餡子みたいな存在なんだろうな、と思う。歳は私より少し上の20歳すぎ、といったところだろうか…。

スッとした輪郭に頼りがいのありそうな肩。突き出た喉仏が不思議にも豪華の着物としっかりあっていて…



は??え???え??????

ちょっとまて。もう一度見直す。間違いない。

信じられないが、自分の視力2.5を信じるしかない。



「ほら、お前も挨拶せい。」

と驚く私をおいて将軍、いや鼠猿は話をすすめる。それに答えるかのように私の方を見てニコッと笑って、

夜鷹(よだか)といいんす。以後よしなに」

と話しかけてきた。その声は高く努めていることは理解出来たが、どう足掻いても男の声帯から出るものだった。あっているのかも間違っているのかも分からない廓言葉(?)で話しかけられ(しかも男)私は思わず


「素敵な餡子ですね。」


と珍回答。呆気に取られている両人をしっかり見つめながら私は男ならワンチャンあるのでは??など、とち狂った事を考える。



しばらく続いた沈黙を破ったのは御正室様、いや夜鷹様で

「わっちの顔に何か付いていんすかぇ?」

と不思議そうに尋ねてきた。隣の鼠猿も怪訝そうな顔つきだ。


「あっ…そんなことはございません!失礼致しました…。…やっぱり白餡派でございますか?」


と夜鷹様の肌は綺麗な白色だなーなどと私は考えていたのでそれがそのまま出てしまい、またまた珍回答。


これが後の世まで語り継がれる私の本名 愛子、とかけた愛子姫ならぬ餡子姫の誕生秘話である。

尚、私の記憶のある限り大奥では永遠に餡子姫と呼ばれ続けた。ちなみに夜鷹様はやはり白餡派で、鼠猿はやはり黒餡派らしい。ついでに私は全ての餡を愛している派だ。



今更だがこの物語は私餡子姫こと将軍の下っ端妃、愛子姫が夜鷹様に恋をしてなんやかんやで世直しをしていく実録集だ。











ふと思ったのだ。私が死んだら、誰が夜鷹様たちのことを伝えていくのかと。あの人達のことを少しずつ思い出せなくなる自分の為でもあるが。私にももう孫ができた。餡子などどうでも良くなってしまうほど愛おしい。最後まで書けるかは未定だが、あの素敵な人達のことをずっと先にまで伝えていきたいのだ。

ここまで読んでくださってありがとうございます❤

このご恩は来世ぐらいで100倍返しさせていただきます!


続きを投稿する予定はありますが、僕本人が学生のため

日付指定はきついです…すみませんm(*_ _)m

留年したくないんです(大声)

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