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受付の女性の視点

8

 可愛い人。

 これが私、カルナが彼をはじめてみた時の感想だ。

 すらりとした体に少し幼さを残す顔、正直とてもタイプだった。

 「すみません。冒険者登録をしたいんですけど」

 声もまさにドストライクだった。

 私は普通に作業をしながらも、チラチラと彼の事を見ていた。

 そして、すべての作業が終わって冒険者カードを受け取った彼は両隣を見て、

 「マナ、ナナ、早く宿を探そう。今日は疲れたからね」

 と言って冒険者ギルドを出ていこうとした。

 すると、彼の周りを4人の冒険者がとりかこんだ。

 確かあれは、C級冒険者のガルド?だっけ?。いつもご飯に誘ってくる。

 そんな事を考えていると、ガルド(多分)が殴りかかった。

 危ない!

 そう言おうとした。

 しかし、彼はとんでくる腕を冷静につかんでもぎとった。

 そして激痛に悲鳴をあげながら床を転がるガルドを冷ややかな目で見ていた。

 とてもビックリした。

 あんな可愛いのにあんなに強いなんて。

 と考えているうちに彼は姿をけしていた。

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