冒険者登録
5
「すみません。冒険者登録をしたいんですけど」
あのあと、マナとナナが仲間になった。
そして、マナとナナにスキルを与えた。(固有スキル)
そして、走って2時間のところにあるガラーラという街で今冒険者登録をしている。
冒険者とは、依頼をこなして、人々を助ける人達である。
ランクはF~SSSまでの9段階で、それぞれ、F~Dが下級、C~Aが中級、S~SSSが上級になる。
下級から中級、中級から上級に上がるためには、試験を受けなくてはならない。
「お待たせしました。では、この板に一滴血をたらしてください」
素直に血をたらした。
「これで冒険者登録は終わりです。お疲れさまでした」
血を垂らした板をもらって、隣を見ると、マナとナナも終わったみたいだ。
「マナ、ナナ、早く宿を探そう。今日は疲れたからね」
「賛成!」
とマナ。
「そうですね」
とナナ。
決まったので、冒険者ギルドから出ようとすると、
「おい新入り。冒険者のノウハウを教えてやるから有り金全てとその女2人貸してくれよ」
とニヤニヤしながら4人の男たちが近づいてきた。
しかし、勝也は、
「マナ、ナナ、どんな宿がいいかな?」
とガン無視した。
それに切れたのか、
「新入りの分際でC級の俺を無視するのか。いい度胸じゃねえか!」
と言って殴りかかってきた。
なので、
「うざいんだよね。そういうの。と言うか知らないし」
と言って、腕をつかんで、もぎとった。
男の肩からは、おびただしい量の血が流れてきた。
男は悲鳴をあげて、床をのたうちまわった。
そんな男を冷たい目で見下ろして、
「それじゃあ、いこっか」
とポカーンとしているマナとナナに声をかけて、冒険者ギルドを後にした。