女神の聖戦士とビキニアーマー
ビキニアーマーを身に纏う美少女戦士をテーマに、短編を書いてみました。
当短編の主人公と、4人の仲間の聖戦士達、全て昭和と平成に活躍した某女性アイドルをモデルに描いています。
某女性アイドルは、現時点では50代ですが、女優として活躍しています。
赤、橙、黄、緑、青、藍の極色彩の光が渦巻く摩訶不思議な空間で、私は古代ギリシャ風の衣装を纏い左手には、金色に輝く天秤を掲げ持つ女神と対峙していた。
ギリシャ風の衣装と、左手に掲げ持つ天秤を除けば、現役女子高校生の私と変わらぬ年頃の少女だ。
17歳の女子高校生の私より、遥かに年上である事には間違いは、無いだろうが・・・・・
20世紀の日本で生きている女子高校生の私、佐武希海は何故か七色の光が渦巻く空間で金髪碧眼、古代ギリシャ風衣装を纏う女神と対面している。
学校からの帰宅中、何故、摩訶不思議な空間で女神と対面しているのか、訳が分からない。
女神が唐突に私に告げる。
「穢れなき乙女、佐武希海。貴女は女神の聖戦士に選ばれました」
男性経験が無く、処女である事は事実だが、何故、私が女神の聖戦士に選ばれたのだろう。
「此処は何処です。貴方は誰ですか」
「わたくしは女性の守護女神アルミナ。神の座に穢れなき乙女、貴女をわたくしの聖戦士して召喚しました」
「女神の聖戦士?」
「わたくしの聖戦士は、穢れなき乙女しか選ばれる事はありません。貴女には、わたくしの聖戦士と相応しい防具を授けましょう」
一介の女高生に過ぎない、私に拒否権は無い様だ。
女神の聖戦士の役目とは・・・・・
「聖戦士の使命とは、わたくしの使者として異世界に赴き、人々を脅かす脅威と戦う事です」
「人々を脅かす脅威と戦う? モンスターや魔物、魔王軍から ?」
「聖戦士ノゾミ、貴女には聖戦士に相応しい防具を授けます」
女子高の制服が、セーラー服が、輝きを放つと消え失せ、私は肌の露出が極端に多い、防具を身に纏った少女と対峙していた。
露出が多い防具を身に纏った少女は、姿見に映る私自身の姿だった。
左右の腕は、ガントレット(籠手)、クーター(肘当て)、ポールドロン(肩当て)で手の甲から肩まで、覆われ防御されている。
又、両脚も爪先からサバトン(鉄靴)、グリーブ(すね当て)、パウレイン (ひざ当て)で覆われ防御されている。
そして、胴体は、胸元を守るブラジャーの様な胸当てと、マイクロビキニの紐パンツの様な防具を身に纏う以外、何も防具は身に着けていない。
嫁入り前の乙女が纏うには、恥ずかし過ぎる防具は、手足に纏う装備品が、青銅で、ビキニの様な防具が黒い皮革で造られている。
恥ずかし過ぎるこの防具、ビキニアーマーを纏った姿を多くの人目に晒すなど嫁入り前の私には出来ない。
恥ずかしい、恥ずかし過ぎる。
又、防具に覆われた手足は別として、貧弱な防具に覆われた胴体は、アーマーとしての役目を果たしているとは、思えない。
「女神様。露出の多いビキニアーマーでは身を守る事は出来ません」
「聖戦士ノゾミよ何も心配するとはありません。貴女に与えた戦乙女の鎧には、わたくしの加護が掛けてあります。貴女が戦乙女の鎧を身に纏う限り、如何なる物理的攻撃、魔法か攻撃からも掠り傷一つ追う事も無く貴女を守ってくれる事でしょう」
ビキニアーマー、戦乙女の鎧は、剣や槍等の物理攻撃の防御だけではなく、火魔法、水魔法、土魔法、雷魔法等の攻撃魔法からの防護機能もある様だ。
又、戦乙女の鎧には、身体の強化や能力も付与されている様だ。
ビキニアーマーを纏う限り私は、地球最速の獣チーターより早く走り、地球最大の肉食獣ホッキョクグマを一撃で葬る事が出来る。
ホッキョクグマの鋭い爪も戦乙女の鎧を身に纏う私には掠り傷一つ付ける事が出来ないのだ。
戦乙女の鎧には、防御機能、体力や五感の強化機能以外にも特別な機能が付与されていた。
スタイルも性格も良い美人だと自負している私だが、悩みがある。
身体のある部分、ち、乳房の発育が友人達と比べると遅い事だ。
Aカップの私だが、ビキニアーマーを身に纏った胸元はDカップ並みの巨乳になっていた。
戦乙女の鎧には、胸元をたわわに補修する機能も付与されている様だ。
ビキニアーマーを身に纏い姿見に映る私の姿には、胸の谷間が、ビキニアーマーを身に纏う以前、無かった胸の谷間が映し出されていた。
Dカップの美少女のグラビアアイドルの様だ。
下腹部には女性の守護神にして、乙女の純潔と人妻の貞操を司る女神アルミナの聖戦士の証、聖紋が刻み込まれていた。
「戦乙女の鎧を纏いし聖戦士ノゾミ。貴女を異世界へてんいします。貴女の使命は、わたくし純潔と貞操の守護女神アルミナに選ばれた仲間、わたくしの聖戦士達を探し出し、異世界の人々を脅かす脅威から守ることです」
その言葉を最後に、極色彩の光が渦巻く時空の次元の狭間、神の座から異世界へ転移させられた。
昭和の時代に、暮らしていた一介の女子高生に、運命の逆らう術はなく、私は異世界へ強制に敵に転移された後は、冒険者として生計を立てる事となった。
女神より聖戦士として、異世界へ送り込まれた、仲間達、昭和、平成の日本から送り込まれた、穢れなき乙女、聖戦士カヨコ、聖戦士ノドカ、聖戦士トモコ、聖戦士ツバサさ共に、パーティを組み異世界を脅かす、魔王軍と戦うのであった。
魔王軍から異世界の人々を守り、人類の平和を脅かす、魔王を倒した暁には日本へ戻れる事を信じて・・・・・
しかし、5人のうら若き乙女が、露出過多のビキニアーマーを纏い凶暴で好色な魔物、ゴブリン、オーク、オーガと戦うのは恥ずかしい。
又、味方の人類軍の兵士や勇者達からも好奇な目で、ビキニアーマーを纏う私を見られている事は恥ずかしい・・・・・
女神に選ばれし聖戦士が纏う防具には、ビキニアーマー以外の選択肢は、無かったのですか?・・・・・
女神アルミナ、貴女は女性の守護女神の筈では・・・・・
私達、15歳から22歳のうら若き乙女、5人の聖戦士ノゾミ、聖戦士カヨコ、聖戦士ノドカ、聖戦士トモコ、聖戦士ツバサは、敵味方の好奇な視線に視線に耐えて魔王軍と戦い続けている。
女性達を襲い攫い孕ませる邪悪で好色な、魔物、ゴブリン、オーク、オーガ等の魔物の毒牙から守護して、全ての悪の根源、魔王を倒す為に。
誤字、脱字だらけの拙い小説ですが、応援宜しくお願いします。
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