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漆黒の鎌と純白の槍  作者: Яyo
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神話。そして記憶

真面目に小説を書くのは初めてです。おかしな表現や誤字脱字などあるかも知れませんが指摘して下さると助かります!

それは今から5000年も昔の神話だ。



天の象徴である神と魔の支配者である魔王とで大規模な大戦が起こった。天界神ゼウスと魔王サタンは戦い続け、天魔大戦と呼ばれたこの争いはもう500年も続いていた。


戦いに明け暮れもう2000年が経とうとした時、世界は動いた。それは人間という種族の誕生である。天界と魔界の真ん中に誕生した人間界により、長い長い戦いは終わりを告げた。


戦いの終わった天界と魔界には更なる問題があった。それは魂の不足による滅亡の危機だ。戦いの時はお互いを殺しあってしたため問題はなかったが今になりそれが深刻化していた。


神と魔王は考えた。それそれ自分の存在を守るため。そして結論はでた。それは人間の魂を狩ることだ。人間の魂は思いが強いため1人狩るだけでものすごい価値があった。天界と魔界は人間界に魂を狩るための存在を送り込んだ。それぞれ使徒と死神として。


思いの強すぎる人間の魂は時に暴走する。それを使徒と死神が狩ることによって平和は成立する。そしてこの平和は長く保たれることだろう。





.......

「.......。.......ぇ。ねぇ。思いだして。.......みの、君の大事な記憶.......。わ.......いで。」

「忘れないで」

よく聞き取れなかったがそれは彼女の声だった。忘れるはずもない彼女の.......。


「.......て~。起きてよ翔くんっ!」

俺はそんな声で目が覚めた。聞き覚えのある声だ。俺は声の主を確かめるように目を開くと、カーテンを開く彼女の姿があった。

「やっと起きた!翔くーん、早く食べないと遅刻するよ~」

『なんだ.......いまの夢は.......』

そんなことを考えながら俺は挨拶を返した。

「おはよう由希。今日もありがとな。」

彼女の名前は野中由希。俺の隣の家に住んでいて、毎朝俺の家に来てご飯を作ってくれる高校生の女の子だ。由希とは昔からの両親のつきあいでよく一緒に遊んでいて、年の離れた幼なじみみたいな感じだ。


俺は由希の作ってくれたご飯を食べ支度をすると、携帯の時間をみて急いで家を出た。今朝の夢が頭を離れぬまま急いで大学に向かっていた。


教室に入ると俺は仲のいい友達を探していた。

「おーい。翔ー。」

俺は振り返ると声のした方へと向かった。

「おう裕翔。」

その後俺たちは授業を受けたが授業の内容は全く頭に入ってこなかった。この理由は今でも鮮明に覚えている今朝の夢だ。

『ほんとになんだったんだ。なんであいつが.......』

そんなことを考えていると授業は終わったいた。

「おーい翔。考え事か?」

俺はこの声ではっと気がついた。

「あ、あぁ。なんでもないよ」

「そっか。ならいいけどあんま抱え込むなよな。じゃあな~」

「ありがと。じゃまた明日。」



俺は裕翔と別れたあともずっと今朝の夢を気にしていた。

『忘れるなってどういう事だ?それに俺の記憶がってなんの話だ。そもそもあいつはもう.......』


俺は気づかなかった。赤信号で歩道を渡っている自分に。もうそこまで迫ってきてるトラックに。





こんにちは。

この作品を読んでくださり、ありがとうございます。初めての小説なので、投稿ペースはあまり早くないと思いますが今後もよろしくお願いします!

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