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君を思い過ごすバカな日々  作者: なーやん
6/6

寒いから

自販機などで売ってる温かいカフェオレって冷めるとめっちゃ不味くなりませんか?


2人残って勉強することが日課になり、気づけばもう1ヶ月が経とうとしていた。


11月半ばになるとさすがにもう暖房が欲しくなる。


しかし私たちがいつもいるB棟2階ラウンジは空調が効いていなかった。


「「さむー!」」


お互い限界がきたのか、ペンを投げ手をポケットに突っ込んだ。


その言動があまりに被っていたため2人は笑い出した。


私は寒さに耐えきれず、

「ちょっと温かい飲み物買ってくるー」

そういって席を立とうとすると


「あ、俺も行くわ」


2人で自販機に向かった。


「てか、女子ってずるいよな。ヒールで身長伸ばせるんだからさ。

その上祐なんて元から高いし」


その日ヒールを履いていた私の足元を見て不満そうに呟いた。

彼との身長差があまり無い私が数センチのヒールを履くだけで彼と肩が並んでしまう。


「男子は元が高いからいいでしょー」


「それは俺に対する皮肉か?」


「勿論そうですが?」


「くそ!縮めー!!」

彼は私の頭を上から押し、無理矢理縮めようとした。


そんなことをしながら飲み物を買い、また席に着いた。


わたしはカフェオレ、彼はホットレモンを選んだ。


「あっまい…」

私のカフェオレは思ったより甘かった。


「ww。口直しにこっち飲む?」

彼は私の反応を見て笑いながらホットレモンを差し出してきた。


「いるー!ありがとう!」


今考えると間接キスではあったが中高とそんなの御構い無しの部に所属していたため、そのときは特に何も感じることなく彼のホットレモンを口にした。


「おいし〜♪ありがとう〜」


彼にホットレモンを返し、2人とも集中力がなくなったのかそのまま喋りが止まらなかった。



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