1/36
00:銀翼の伝承歌
天地を駆けるしろがねの翼
巡る命を見守りたもう。
病めるものには癒やしのわざを。
惑うものには導きを。
優しき御手は舞い降りて
あまねく全てを包みたもう。
けれど翼はうしなわれ
光はかげり地は腐りぬ。
空の色さえおおいに褪せて
ひとびとも世も乱れゆくばかり。
翼よ翼。しろがねの翼。
隠れたもう御身は
はたして今いずこにありや。
――「シルヴェスティア詩歌集」より抜粋。
上記はマラカ地方の伝承歌だが、表現や節回しの似た歌は各地で散見される。
天地を駆けるしろがねの翼
巡る命を見守りたもう。
病めるものには癒やしのわざを。
惑うものには導きを。
優しき御手は舞い降りて
あまねく全てを包みたもう。
けれど翼はうしなわれ
光はかげり地は腐りぬ。
空の色さえおおいに褪せて
ひとびとも世も乱れゆくばかり。
翼よ翼。しろがねの翼。
隠れたもう御身は
はたして今いずこにありや。
――「シルヴェスティア詩歌集」より抜粋。
上記はマラカ地方の伝承歌だが、表現や節回しの似た歌は各地で散見される。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。