77/114
第9章第2節第8款 協定
別の者とは、さまざまな姿をしていたようだ。
ある書物によれば、それは軍服を着ており、また別記によれば、それは太った男であり、さらに別説では、その者は威厳のかけらもない風体であったとされている。
ここでは、役人服と呼ばれる、今でいうスーツに似た服装であったという説を取りたい。
さて、その別の者との協定は、族同士の協定であり、結んだ時点から以後みり愛に向かって効力が生じるとされた。
そして、その協定が発効してから1年が経った時、ある事柄が起きてしまう。
それは、生ある者であれば必ず訪れるものである。