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第9章第2節第7款 承認
団長は、
「……それが、我が国のあらましであります」
族長は、
「そうか、だが、この世界を治むるにふさわしいのは、我が種族である」
さらに族長は、
「だが、貴殿らと協力することについては、吝かではない。現に、2つの大陸なる巨大島を治めているのだから」
団長は、
「ありがとうございます、それでは、協力のための協定を結んでいただきたいのですが……」
族長は、
「それについては、別の者が対応する。よって、そのものと協議をしていただきたい」
そういって、族長はその別の者を紹介した。