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第8章第3節第4款 出迎え
キャッタ族の使者は、エルハンドラ王となっているスワキサルザが出迎えた。
館の階段前で二人は手を組み交わしている。
使者は、
「本日は、このような過分の出迎え、誠に感謝しております」
スワキサルザは、
「新たに仲間となるべき者は、素晴らしい歓待をせねばな」
使者は、
「もったいないお言葉。我が族長にも聞かせたいものです」
それを聞いて、スワキサルザは笑った。
スワキサルザは、
「さあ、こちらへ。すでに宴の準備は整っている。あとは主賓が来なければ話にならぬ」
使者は、
「それでは、お邪魔いたします」
