55/114
第8章第2節第2款 中心
イカムルードは、
「必要なものは、すでにあろう」
スワキサルザは、
「ほう。それはどこに」
イカムルードは、
「この場所こそが、その宣言についてふさわしい場所。王と成るにふさわしい場所ではないか。神がこの地に我らをつかわして以来、我らは常にここを中心として動いていた。それならば、王長となっても、この地を中心とするのは必定」
ジルサンデルは、
「ならば、そのようにしよう」
そして3人は、他に必要なことがあるかどうかを考え、その地位にふさわしい服装や家を作ることとなった。