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第7章第6節第2款 神との相談
イカムルードは椀に水を注ぎ入れ、神と会話をはじめる。
この時の神は、さまざまな名前が挙がっているのではあるが、最も可能性が高いと言われているのは、スワミイズル神と言われているが、イスルード神であってもおかしくはない。
イカムルードは、
「神よ、聞いておられるでしょうか」
神は、
「聞いておる」
イカムルードは、
「村というには広すぎ、また世界を治めたと言うには狭すぎる領地となりました。村長と言うにはあまりにも範囲が広すぎると思います」
神は、
「なるほど、新たな名を欲しいと」
イカムルードは、
「その通りでございます」
神は、
「なるほど」
とだけ答えた。