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第7章第4節第5款 人垣

30分経った。

遠くから、長が歩いてくるのが見える。

スワキサルザは、

「時間を守られたか」

長は、

「当然のこと。客人を待たせるのは愚か者がすること」

異説によれば、この次の台詞として、「客人を待たせるのは愚の骨頂」と長が言ったとある。だが、ここでは、それを言わなかったこととして扱いたい。


スワキサルザと長を取り囲むように、人々が取り囲む。

長は、

「この人垣は、世界の縁。世界の縁故、ここより出ることは叶わぬ」

スワキサルザは、

「然り。我々は、世界の中で戦うべき。人垣が世界の縁と言うのであれば、我々は何ものにも邪魔をされず戦うべし。力を尽くし戦うべし」

長は、

「初めからそのつもりである。では、参る」

そして、スワキサルザと長は、それぞれの武器を構えた。

長は、長槍。

スワキサルザは、ラグントである。盾であるグルダンシュロスは、今回はイカムルードが人垣とともに持っていた。

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