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第7章第4節第3款 長
長は石積みの、周囲より1階分高い建物にいた。
長は、
「貴殿らは、神の使いという。是であるか」
スワキサルザは、
「是である。我々は神の子、我々は神の使い。我々は、この全土を治めるにふさわしき力を持つ」
長は、
「ならば、我と戦え。闘った上で判断をしよう」
いわゆる一騎打ちである。
ただ、長が闘う前には異説もある。
とある書物によれば、長は「我らの代表と共に闘う」とあり、また別説によれば、長は「一騎打ちを申し込む」と言ったことになっている。
いずれにせよ、最後には一騎打ちを行うこととなり、それは、スワキサルザと行われる。