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第7章第4節 戦闘/第1款 出撃
宝具を備えたスワキサルザ達は、周辺を平定するために、進撃を始めた。
まずは、周辺の民族を従える。それがもっとも先決であろう。
すでに、村人を軍使として派遣しており、その返答を待っているところだ。
スワキサルザは、
「軍使がここを発ってから、すでに1週間は経過している。あまりに返事が遅いのではないだろうか」
イカムルードは、
「こちらからの答えに対しては、おそらく会議をしているのではないだろうか。未だに、答えが出ないのであろう」
スワキサルザは、
「ならば、こちらから答えを求めに行くのが礼儀であろう」
ジルサンデルは、
「おそらく、彼らは我々の要求に応じないであろう。ならば、我々が出向き、彼らに対して戦を申し込むのみ」
スワキサルザは、
「それは、最後の手段である。我々は、あくまでも穏便に行かねばならない。それでいて、神の御威光を広めなければならない」
その発言の後、すぐに宝具を身に付け、3人のみで村を発った。