表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/114

第7章第3節第8款 老人

歩くと、枯れた木の下に座りこむ1人の老人を見つけた。

ジルサンデルが老人に近づき、

「いかがいたしましたか」

老人は、

「足が痛くて歩けぬのだ」

ジルサンデルが、

「それはおつらいでしょう。さあ、私の背中にのってください」

老人が、

「いやいや、此処で待っていれば、きっと痛みは遠のくであろう」

ジルサンデルが、

「家は遠いのですか」

老人は、

「ここから1昼夜ほどかかる」

それを聞いて、スワキサルザとイカムルードは、

「ジルサンデルよ、我々はこの老人を置いて、ここから鍛冶屋へと向かうことなどできない」

ジルサンデルが老人へと向き、

「遠いのであるならば、なおさら乗りなさい。私は、あなたの馬となり、どこまでも貴方を運びましょう」

老人は、

「なら、連れて行ってもらおうか」

ジルサンデルへと乗ると、ジルサンデルは、その者を軽いと思った。

老人の荷物はスワキサルザとイカムルードが分担して持つことにした。

ジルサンデルは、

「向きは」

老人が、

「あっちだ」

ジルサンデルは、老人が指した方角へと、その地点から北東へと向かって歩き出した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ