第5章第3節 スルディルクロッチ大陸
スルディルクロッチ大陸における産業は、中央都市を中心とし、外側に第1次産業及び第2次産業が育っている。
第1次産業は極めて多種多様であり、農業、漁業、鉱業、さらには林業に至るまで、幅広い業種を含んでいる。特に林業は、無尽蔵とも思われるジャングル地帯より採れる木材は、帝国全土に運ばれ、第2次産業とする加工業により加工され、さらに第3次産業である輸送業によって全土の帝国民に輸送されている。
第2次産業は、主に輸送業であり、また建設業も同様に盛んである。帝国全土にその名を轟かしている4大建築会社は全てこの大陸の中央都市に本社機能があり、また税務上の本社も同様である。
第3次産業たる電気ガス水道と言ったライフライン、輸送業といったサービス業は中央都市と各都市を強固に結ぶ鉄道網及び自動車専用道により、極めて活発に行われている。
その他分類とされる、第4次産業について簡単に記しておく。大学及び大学院をはじめとする高等教育機関、公務による行政、軍による消費業についても本大陸は、他の大陸の追随を許さない。大学は、最高峰とされる第1国立大学があり、受験者数は数千万ながらも、合格者は1万を切るほど倍率が高い大学である。軍については、最高司令部が中央都市に設置されており、その建物は周囲を威圧するかのごとく、巨大な建物となっている。なお、建物の一部分は軍の博物館となっており、一般民も入ることができるようになっており、観光名所ともなっている。