12/114
第5章第2節 コルスティック大陸
コルスティック大陸は、前述の通り、火山の大陸である。
火山が大陸の大半を占めているため、有効に使える土地は、住宅として使われている。第1次産業は、ほぼ行われていない。だが、農業ではなく漁業は各都市の基幹産業の一つとなっている。
第2次産業として、火山より噴出される火山弾および溶岩に多く含まれている鉄を精錬し、純度を限りなく100%としたうえで、火山鉄という名称でインゴットを販売している。なお、その他金属類も火山から採ることができ、砂状として他大陸へ輸送がされている。
第3次産業は、船による輸送業が主に産業としていうことができるだろう。都市部においては、車より自転車による人力輸送が主として行われている。これは、車が通ることができないほど狭い路地が多く、さらに入り組んでいることにより小回りが利く輸送手段を求めた結果、自転車にたどり着いたという。