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第12章第4節 転生への封鎖

3250年ごろ、最後の他宇宙の繋がる門が千切れるように消える。この最後の門が綴じた時、他宇宙とのつながりは永遠に途絶えることとなった。これをもって、他宇宙への移民活動も終了を迎える。この時、この宇宙へと残っていたのはおおよそ30億人。彼らは死に行く宇宙へと残され、しかしどれほど残されているかわからない時を過ごすこととなった。これは未来においては、転生への封鎖と呼ばれることとなる。

未来の希望がないといっても、それがどれだけ未来なのかということについてはいまだに定まった結論はなかった。当然、皇帝は皇帝として、侍従長は侍従長として、最高神官は最高神官として。それぞれ確固として存在している。どこかで暴動が起きるということもなく、その消滅への運命を享受しているようにも見えるほどだ。これは、この30億人程度は、それがわかってここにいるためである。一つ変化があったとすれば、全宇宙に広がっていた帝国は、徐々にその規模を狭め、元の惑星のみを領土としたことである。これにより、再び惑星が世界となった。

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