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第11章第7節 次元異動技術の開発
そして2700年へと差し掛かってくると、名誉参事会メンバーは皇帝直轄領ごとに置かれた王と、各銀河団の種族代表者らによって行われることとなった。議会などは銀河毎に置かれることとなり、皇帝の銀河では、そのまま議会が大いに拡大して行われるようになる。
このころになると、もはや国という概念を超越し、皇帝、皇帝の一族、皇帝付侍従長と侍従一族、最高神官と神官一族、そして各民族といったように、貴族も細分化される。しかしながら貴族は貴族として存続しており、一部の特権は相変わらず有し続ける。超科学技術と呼ばれる、今の世から見ると魔法のような技術により、宇宙をも越えようとする。いわゆる次元異動の技術の開発を時の皇帝は宣言する。




