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女の子と女

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

作者が様々な本を読んで思った事。

傍に居ないと不安がって泣いてしまうのは、少女特有の感情だと思うんですよ。

私の隣に立つ女というのは、非常に妖艶で、強欲で、誰の物にもならないような人だった。気が多いから、すぐ私を置いて何処か消える。そんな彼女が何の気まぐれか、共に逢い引きをする事になった。

手を繋ぎ、共に搭乗口を超えた。真っ暗な部屋で極彩色が揺らめく様を共に眺めた。

「映画……とても面白かった。余りに無邪気で、余りに小賢しくて、だからこそ、とても気持ちが惹かれた」

彼女の指が妖艶にも腕を伝い、するりと私のものに絡ませる。これだけでも情を誘うのは、彼女が持つ魅力、妖艶が人の比ではないからだと思う。

「ふふふ……。女の子と、女の違いって……分かる?」

「さぁ?」

甘ったるい声、そして視線。それに絡め取られて離れることが出来なくなる。

「女の子ってね、守ってあげたくなるの。誰かが傍に居て、抱き締めて、『大丈夫だよ』って言いたくなるの。庇護の対象と言っても良い。

でも、女というのは、守られる必要がないの。誰から反感買おうとも、邪魔をされようとも、どんな手段を用いても、自分が思うがままに振る舞うの。とっても強かなのよ。

だから……あの子の素直な感情は物凄く少女らしく、そして小賢しさは非常に女らしい。でも少女の面が余りにも強い。お化粧が薄い。もっと厚くしないと、女にはなれないよ」

そう言って、また静かに笑った。誰の物にもならない妖艶さが際立っていた。


別側面

俺が傅く女は、非常に妖艶で、強欲で、我を通す女だった。初めて会った時、静かに唇を奪われて、さもなんでもない様に挨拶をしたのを覚えている。

外見は若く、けれども雰囲気はあまりにも壮年だった。だから意趣返しにこう言ったのだ。

「年増に口吸いをされても」

そう言うと、女はころころと笑う。一頻り笑ったあと、吐息混じりにこう話す。

「歳をとる事に、人間は熟れてゆく。魅力が増す。だから年増と言うのは、私にとっては褒め言葉よ」

それから妖艶に口角を上げ、静かに舌なめずりをした。

「貴方が欲しい。だから、だからあらゆる手段を用いても、貴方を奪うわ」

ある意味映画のネタバレ入ります。


念願だった映画を見て来ました。

本当に静かで、ポップコーンのカリカリ音が聞こえない程に、周り皆様没頭していて、感無量でした。

『同胞が……全く同じ気持ちでこれを見ている……!! こんなに嬉しいことはない( ; ; )』

エンドロールで、お茶を啜る、ずぞぞぞ〜に私も加わり、グッズ買いました。


ケチな私に財布出させるって相当だぞ。大真顔。


あまりにその映画が少女や女を描いていたのと、最近のまとめ動画に少女らしい子を見掛けたのと、名言集から今日はこんな話しです。


私が心で『女性』ではなく『女』と定義するのは、あんまりないんです。やっぱり失礼なので。

でも敢えて『女』と定義する事はあります。

軽蔑ではなく、敬意を持ってそう定義付けてます。

自分に正直で、強欲で、手段を選ばない強かさを持った女性を『女』と定義してます。


逆に誰かがいなくなって、落ち込んだり、寂しがったりする人を見ると『女の子』と定義付けてます。

子供ってやっぱり誰かに守られなきゃいけない存在なので。安心を与えられる側の存在なので。


だからあの漫画に出てくる女性は『女』ではなく、『少女』だと思うんですよ。

その脆さがやはり愛おしい。


~言い忘れていた大事で大好きな文章~

子供って喜怒哀楽が激しいじゃないですか。

嫌な事は嫌と、顔にも態度にも出るじゃないですか。

でも女って、済ました顔で、態度で『嫌だわ』って言うんですよ。

口には出します。でもあんまり表情に出ない。


そんな奥ゆかしさを化粧に例えて『化粧が厚い、薄い』と表現してるんです。

歳をとる事に、人に媚びを売るごとに、化粧は厚くなっていくんですよ。


この言葉非常〜に大好きなので、ついつい頻繁に使ってしまうんです( ⋅֊⋅ )ドャ

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