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山猫は月夜に笑う 呪われた双子の悪役令嬢に転生しちゃったよ  作者: あの1号


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なんちゃって姫様は我慢できない 9

 一番の被害者としては、別にそんな重罪に為たいとも思っていない。あれは成り行きで不幸な事故だから。穏便に済ましたいのだけれど。リントンさんもターラント男爵も、あたしの意見を聞いてくれる気配がない。自己主張をすべきなんだろうな。早く面倒な話し合いを終わらせて、食事がしたいぞ。でないと、怒り出しそうだ。

「私も意見を言いたいのだけれど。リントンさん宜しいかしら」

 未だマリアモードである。本物のマリアなら、リントンさんの敬称は、入らないのだけれど、何ちゃってなので仕方が無い。

「あれはたんなる行き違いでは無いのかしら。私は何処も怪我すらしていないのだし。そんなに大げさにする物でも無いと思います」

 とても怖かったのは内緒で。

「其れは一寸違います。彼らは鏃に毒を塗っていたと聞いています。其れは明らかに殺意が感じられることですから。彼らの真意を聞き出さねばな要りません。其れが本当なら、他にもやっているのかも知れない。その辺りを調べなければ、安心して生活が出来なくなってしまうでしょう」

 リントンさんの言っている事は、至極もっともだと思う。其れは平民同士の争いに関しては、其程厳密に調べたりしなかったはずで、何故これほど大袈裟にしようとしているのか理解できない。何しろあたしは、こうして元気にしているのだから。

「あれは大型の獣を狙っていたからではないの。だから鏃に毒を塗っていても不思議はないわ。私だって、誘拐犯を捕らえる時には痺れる毒を塗っていたのだから」

「其れとこれとは違います。彼らは、明らかな犯罪行為です。彼らを怪我させていることを気にしているのなら、其れは気にするようなことではありません。殺意のある攻撃に対して、抵抗した結果に過ぎない」

「でもなるべく軽い処分にしてね。今捕まっているマシュー君は、あたしに対して矢を放ってなかったしね」

「その辺りは、ギルド長がよしなにしてくれるでしょう。会員の管理はギルドにあるのですから。今ギルドの元に彼がいる以上、デニム家が、口を出すことはありません。慣例に則って裁いてくれるでしょう」

 リントンさんは、方眉を上げて、ターラント男爵の方を見た。

「お任せ下さい。必ず真相を吐かせて見せます」

 

 



読んでくれてありがとう。


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