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山猫は月夜に笑う 呪われた双子の悪役令嬢に転生しちゃったよ  作者: あの1号


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メイドさん達の噂話 3

「上手く予定が空いたら行って上げる。それなら、兵隊さんにお願いした方が良いんじゃない」

「だって、あの人達怖いし、忙しそうに為てるんですもの。出来れば今日行ってくれると嬉しいわぁ。何だか自警団の人たちが騒いで居るみたいだから、もしかすると町中で騒ぎが起こるかも知れないじゃない」

 あたしが真面な意見を言うと、アマンダが言ってきた。彼女の中では、兵隊さんが怖い人たちに入っているらしい。まあ、顔が怖いのは否定しないし。話す内容も上品とは言えないかも知れないけれど。悪い奴らじゃないんでけどね。

 中にはいい男も居る。只女の子の扱いを知っているような、奴は居ないのかも知れないけれど。気持ちは悪くないと思う。たまにお尻を触ってくるようなのは居るけどね。そんな奴は蹴っちゃうから良いのだ。後で父ちゃんにお仕置きされることを考えたら、あたしに蹴られた方がましだしね。

 確かに、たんなるメイドさんの護衛に兵隊が付いてくるなって事は、あまり聞いたことがないけれど。あたしが頼めば喜んできてくれるんじゃないかと思う。

 なんだかんだ言って、あたしは連中に懐かれているのだ。だってこの間の時も、あたしを助けに来てくれたんだよ。後で聞いたら、ヘクター・リントンさんの命令でもあったらしいのだけれど。それでも、先に動き出してくれたのは本当だし。

「貴方の御父様は隊長だから、言うことを聞いてくれるのでしょうけれど。あたし達には難しいのよ。それなら、貴方に手伝って貰った方が良い気がするわ」

「アマンダの予感は正しいかもね。だから、リコも一緒に行って上げなさいよ。私の近所に自警団の詰め所があるんだけれど、朝早いうちから男衆が集まっていたわ。密猟者を捕まえに行くんですって」

 通いのメイドメリッサが、あたしにそんなことを言ってきた。其れは聞き捨てならない一言だった。あたしは自警団は危ないから、ギルドだけに報告したはずなのに、自警団がそんなことを知っている。彼奴らは、前世の警察とは全然違う存在なんだ。






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