残念ながら今は不人気な(ちょっと古い)機械式時計たち、だけどモノの割には格安だぁっ!
こんな機械式時計もあるんだよ。
高価なR社のブランド時計を買ってゴツくて重いからと仕事中には外して、その結果巻きが足りなくて(自動巻きだから)止まってしまっているにも関わらずそのまま使っているような人はお呼びじゃありません(笑
自称趣味人な私による(独断と偏見に満ちているかもしれない、いやおそらく満ちているに違いない)興味深かったり魅力的だったりする時計の紹介です。
「誰でも知ってるような時計がいい」とか「折角だから自慢できるようなモノがいい」だとか「そんな意味不明なモノいらないっ」って人はブラウザバックが吉です。
「今は不人気な」というタイトルですが、将来人気が上がるという保証は一切ありません。
時計自体は良いものなのに不人気な理由がわからないと言った方が正しいのかもしれません。
世の中には時計好きの人たちが(ひと頃に比べれば少なくなったとはいえ)一定数存在しています。
一般に時計好きな人たちの多くはクォーツより機械式を好む傾向があり、クォーツを一段低く見ているようです。
確かにお手軽で安価なクォーツ時計は、その中身もお手軽な作りになっているものが少なくありません。
反対にコストの掛けられた重厚で手の込んだ作りのクォーツ時計も存在しているんですが、そこは見ようとはしませんね(残念なことです)
チプカシのように安くても丈夫で正確で、これで十分じゃないかと思えるものもあったりすることは確かであって、そこは誰も否定できないでしょう(ひょっとしたら世紀の傑作で外しの美学かも)
そんな風潮の中にあってさえ、機械式の時計であるにも関わらず不人気なものたちが存在します。
興味を持って接するととても面白く、その出来自体も素晴らしく良いものもあるんですが(苦笑
今回は「そんな不遇な時計たち」に焦点を当ててみようというわけです。
例えば以前の作品でも書いたヘンタイ機械式時計の電磁テンプ時計。
普通の機械式時計は巻かれたゼンマイが解けていくのを動力として用い、テンプがヒュンヒュン回ります。
そのゼンマイ動力の部分を電池駆動に置き換えたものが電磁テンプ式です。
電気で動く機械式時計というわけです。
厳密な意味で機械式と呼んでいいものかどうかは少々微妙なんですが、自分的にはいいものとして扱っています(異論は認める)
実際にゼンマイや自動巻きのローターなんかが無いだけで、それ以外は全く普通の機械式時計と変わりません。
ゼンマイだと解け始め、途中、解け終わりのそれぞれで多少なりとも動力伝達は一定しないんですが、電池駆動だとそういう問題は一切ありません。
ずっと一定の安定した動力を伝えてくれます。
つまり同じ振動数なら理論上は精度が上になる筈(実際は個体ごとにその状態は様々なので整備の具合次第)
そんな時代の端境期(主力が機械式からクォーツへ)に咲いた徒花的な魅力ある時計たちですが、それほど高価にならないのはひょっとしたら今現在その存在が知られていないからだけかもしれません。
なので「おっ、面白いじゃん」と思う人がいたら、今ならまだチャンスですよ(笑
但し不動品を掴むと再生できないかもしれません(経験あります……はい)
セイコーエルニクス
1975年亀戸セイコー製の8振動ハイビート機械
最近電池交換しましたが、ちょっと動作が不安定だったので分解掃除
カレンダー合わせは今どきの時計と同様に竜頭を一段引いてクイックチェンジ、二段引いて時間合わせ
文字盤だけ見てると新品同様で気持ちいい
当時デビューしたてだった頃の三浦友和さんがCMしてたんじゃなかったっけ?
クォーツのタイプⅡもCMしてた気がするけど
SGが欲しいとは思っているんですが、同じような値段でKS買えちゃうんで……むぅっっっ
シチズンコスモトロンスペシャル
1972年製の10振動ハイビート機械
ペンシル針です
先のエルニクスより古いですが、時計だけみていると現行品のようなデザイン
オールドっぽさは薄く、先のエルニクスの方がオールド感があるなぁ
良く言えば古めかしくないということか
こちらも最近電池交換しましたが、エルニクスと同様に動作が不安定で分解掃除行き
どちらも手入れする時期が来ていたのでしょう
整備後まだ不安定で再整備行きでしたが、現在は調子良く動いてくれています
盤面にスペシャルの表記はありませんが、3時位置の竜頭と8時位置のプッシュスイッチがスペシャルならではのもの
カレンダー合わせが特殊で、12時を上にして竜頭プッシュで日付けを進め12時を下にして竜頭プッシュで曜日を進めます
また8時位置のスイッチは、12時プラスマイナス3分以内であればプッシュすると全ての針が12時ジャストに戻ります
それ以外の時間だと秒針だけが帰零(0へ戻る)します
時間合わせは楽々です
シチズンコスモトロンスペシャル グレー文字盤
同じく1972年製10振動のハイビート
こちらはこの時期多かったバトン針ですね
グレーのグラデーションな文字盤が70年代っぽい
黒に見えるけどグレーです
先のものとデザイン違いなだけで同じ時計
こちらの方がオールドっぽい感じ
今は金属ベルトで使ってます
できなくはないけれど、NATOを通すのはかなり困難><
実際にやってみるとわかります(笑
コスモトロンスペシャルの裏側
初期型スペシャルはこのように時計らしくない裏側デザイン
ウチの2本はどちらもコレで、ワンピースケースで裏蓋がありません
素人は触るべからずってところなのでしょう(笑
ワンピースケースオープナーをわざわざ買うほど酔狂ではありません
初期型以外は普通の防水時計と同様の裏蓋ですけどね
電池交換はヘソ付きなので楽々(コインで開きます)
ちなみに60年代後期にセイコーはロービート機械搭載の電磁テンプ時計のEL-330、EL-370を市場に送り出していましたが、シチズンのコスモトロンの方が市場占有率では大きく勝っていたそうです。
シチズン発表の資料によれば9割がシチズンだったとか……ホント?
それならX-8とかもっと市場に出てこないかなぁ、出てきて欲しい。
完動品のハミリコも欲しいけど手が届かないだろうなぁ。
で、これらの時計は電池駆動なので巻かなくても止まりません(そりゃそうだ)
実際、それを売り文句にして売っていたんだとか。
オフの日には時計をしない人にはうってつけです。
電池で動くとは言ってもクォーツのように一秒ごとのステップ運針ではなく、普通の機械式と同じくスムーズに秒針は動いていきます。
耳に当てるとハイビートなので、とっても忙しない音がします。
ただ、避けて通ることの出来ない難は一点ありますが><
街の普通の時計店に持ち込んで分解掃除を依頼すると大抵嫌がられます。
顔には出さなくても、喜んで引き受けてくれることは稀どころかまず無いでしょう。
前にも書きましたが、これはオールドクォーツも同様です。
機械部分は何とかなるとしても電子回路部分がイカれてると再生困難だからです。
具体的には電池投入してテンプが動いてくれれば何とかなりますが、そうでなければ困難でしょう。
場合によってはドナーが必要なこともあるでしょうし、その場合でも必ず直るとは限らないからでもあります。
直らなかった時でも喜んで修理代金を支払う人は稀でしょう。
勿論直らなかったから代金は結構ですと言うかもしれませんが、他の時計の世話も含めて長く付き合っていくつもりであれば、支払うべきでしょうね。
そういう覚悟は常に持つ必要があると思います。
ネット上で調べてみると、電磁テンプは時計屋さんが受けてくれないから自分でやるしかないなんて書いてるサイトもあるくらい。
私のお世話になってるところは引き受けてくれましたし、見事に再生や調整もしてくれました……ラッキーな出会いだったと思っています(当然喜んで受けてくれたわけではないですよ)
とても自分で何とかできるスキルは持ち合わせていません。
そして普通の機械式時計ですが……
まずはタカノの血統を継いだリコーの機械式時計とか如何でしょうか?
良い時計だし、纏う雰囲気もどこか欧州っぽくて素敵なんですが何故か不人気で、同程度のセイコーあたりの時計より遥かに格安価格で入手が可能です。
結果として自分のようなリコー好きにはとても都合が良いので、喜ぶべきか悲しむべきかよくわかりません(笑
リコーダイナミックオート45石自動巻
60年代前期~中期頃の製作
5振動ロービート
おそらく東京五輪の頃の製品だろうと思われますが、リコーは資料が無く製作年不詳
33石版のダイナミックオートの自動巻きローターベアリング12個を輝石に置き換えた製品
マジックローターとか呼んで駆動音が小さくなるんだとか
私の駄耳では違いがわかりません><
しかしまぁ、着用してるとすこぶる大きな自己満足に浸れる逸品です
この個体は文字盤上のものは全て植字という手の掛かった高級品
カレンダー合わせは当時の一般的な短針往復式(9時⇔12時)
タカノ時代からの手巻き機械に自動巻きローター機構を載せたものだとか
リコーダイナミックオート33石自動巻
GP側ですが本当はSS側が欲しい
しかしながら当時のちょっと小金持ちな人はどうせならと金側を購入された方が多く、全くの普及品以外では金側の方が程度良好な個体が残っている率が高いようです
残念ながら純正竜頭ではなく汎用品が使われてます
純正は入手しているので次回の分解掃除の際に交換予定
リコーダイナミックワイド25石自動巻
60年代中期頃の製品
5振動ロービート
ダイナミックオートより後発の新しい機械
カレンダー合わせは竜頭回して曜日を合わせた後で竜頭を二段引いて日付を進めるもの
時間を合わせようとして他の時計の様にウッカリ二段引き出して日付を進めてしまいがち(泣
リコーダイナミックエスコート23石手巻
おそらく60年代中期頃の5振動ロービート
23石の手巻き機械という当時のそれなりな高級機械(?)を搭載
盤面デザインに安物感は皆無、奇を衒ったところの無い模範的なオールド時計
現存数は少ないですが、もっと人気が出てもおかしくないんだが……
もしもこれがセイコーだったら(他のリコー時計も)おそらく数倍のプライスになるんだろうな
そしてシチズンの機械式時計。
人気のあるモデルもあることはあるんですが、セイコーに比べるとオールド市場でもやっぱり少し弱い。
時計それ自体は良いものが沢山あるので狙い目ではあるんでしょう。
シチズンハイラインパラウォーター23石手巻
1963年製5振動ロービート
薄型ドレスウォッチとして当時ベストセラーだったデラックスの後継機、ハイラインのパラウォーター(防水ケース入り)モデル
ドレス感は薄くなりカジュアルな装いが好ましい
ジーンズなんかにも無理なく合わせられますよ
筆記体表記が国産ウォッチっぽさを薄めてます(よく見ないとわかりません)
シチズンエースパラウォーター21石手巻
1962年製5振動ロービート
ドレスウォッチとしてデラックス、ハイラインの系譜を継いだ簡略版シチズンエースの防水ケース入りパラウォーター版
先のハイラインパラウォーター同様にカジュアル感ありありです
こちらもジーンズにTシャツなんてスタイルでも行けちゃいます
エースディスカスやホーマーグッピーのアロー針(ランチェロ針)バージョンが欲しくてずっと狙ってますが……これだけは滅多に出物が無いし、出ても高値安定で手が出せません(泣
オジサンの少ないお小遣いでは到底届きません
この時計はバネ切れ水入り錆あり不動ジャンクからの再生品です(よく直してくれたもんです、感謝感謝!!)
機械式は何とかなっちゃうといういい見本ですわ
程よく焼けた文字盤がいい感じでとても気に入ってます
先に挙げたダイナミックエスコートと同様に竜頭がデカくてカジュアル感を強調してる印象強し
これらのシチズン時計もセイコーの同等品であるクラウン、クロノスあたりに比べると価格的には手を出しやすい(出物は少ないですが)
防水ケース入りクラウン、クロノスの数分の一で入手可能です。
価格的にはスカイライナー、チャンピオンあたりがライバルなのかな?
同時代のチャンピオンアルピニストやマチックシルバーウェーブは数倍どころか程度良ければ10倍くらいしちゃいますが。
しかし防水ケース入りじゃなくてもクラウン、クロノスは昨今の価格はちょっと高過ぎる気がしますね。
市場で人気のものが自分の好みに合致している人とそうでない人では、入手しやすさに差が出るということです。
中には投資目的でコレクションしている人もいるようですが、まぁ残念なことです。
国産オールドは投資に値するほど大したモノじゃないんでやめて欲しいもんです。
全数字国鉄クラウン赤秒針や国鉄エースなんかもオジサンの手の届くプライスまで落ちて来ることはないでしょう(泣
そもそもモノが無いし。
鉄道時計は時計マニア以外にも購入層がいるから仕方ないのかな。
そうそう、お手軽価格で精度が出るので有名なホーマーシリーズも入手は容易。
国鉄時代の鉄道時計もあるし市場にも豊富に出回ってます。
裏蓋の刻印で思い入れのあるものを探してもいいでしょう。
自分ならさしづめ函館本線か東北本線に因んだものか。
値が上がりがちなセイコーの中でもスカイライナー、チャンピオン、スポーツマン、マチック辺りなら比較的手頃な価格で入手可能です。
自分の欲しいものがどういうものなのかを冷静に見極めて選択して下さい。
ファッション小物的にヴィンテージ感を求めて……ということであれば手頃な価格で入手できる時計を選んでも決して後悔することは無いでしょう。
時計好きを相手にしても自慢できるようなもの……であれば予算に届くまで資金を貯めましょう。
セイコースカイライナー21石手巻防水ケース入り
普及品スカイライナーのカジュアルっぽい防水ケース入り
盤面荒れてて外装の状態は良くないですが中の機械は好調
これの珍しい点はSDマークが12時下にあるところ、普通は6時上に入ります
これだけが理由で手に入れました(超格安で)
まずこのバージョンは流通していません、見つけたら即購入が吉
某有名時計ブログでしか見たことありません
シチズンホーマーデイト17石手巻防水ケース入り(パラウォーター)
お手頃価格で精度良しな国産オールドの代表選手ホーマーのカレンダー付き版
鉄道時計版とは違いハック機能(秒針停止)はありません
ごくありふれた当時の普通の時計なので高級感は備わっていませんが気軽に使える時計
17石ですがこれで十分な精度が出ており、多石時計って一体何なんだろう?という気持ちになります
さて、さくさくと次へいきます。
古くからの時計好きな人にはお馴染みの「ラ・テ・ウ」なんかは如何でしょう?
ラドー、テクノス、ウォルサムの舶来三羽烏のことです。
嘗ては輸入時計と呼ばずに舶来時計と呼んだものです。
確かラドーは酒田時計貿易、テクノス、ウォルサムは平和堂貿易が扱っていました。
他でも何度か書きましたが、70年代~80年代にかけてテレビ番組の景品でよく登場したことを覚えていらっしゃる方は私と同様にいい歳のオヤジです。
というか、既にジジイの域か。
これらのブランドは最近では人気がありませんが、昔若者だった人は今手にすると感慨深い思いに浸れます。
どこかの(昔の)アイビーブランドじゃないですが、まさに「ヤングアットハート」な人には向いているんじゃないでしょうか(笑
話は変わりますがボートハウスのトレーナーとか今でも新品で購入できるんですね、先日お台場へ行った時に危うくまとめ買いしてしまうところでした(汗
閑話休題
勿論その場合の時計は、現行品では無くて60年代~70年代のものに限られますけど。
しかし……端正な時計らしいルックス(超硬シリーズ以外)してるし、それなりに蘊蓄語れるブランドなんだけど何故人気無いんだろ?
勿論そこそこの入札入るし買ってる人は一定数いるんだけど、まぁ私同様嘗て若者だった層限定なのかな。
若い世代の人には見向きもされてませんね。
……と書いてきてハタと気がついた。
ひょっとしたら、感覚的にはトロイBros.のVネックセーターやファーラーのホップサックパンツみたいなもんかもしれん。
どちらも今更着ようとは思わんもんな。
嘗て一世を風靡し過ぎたのかもしれん……と。
それだったら昔を懐かしむ世代にしか売れんわな(笑
ちなみに私は大好物なので今でもよく使ってます。
あっ、時計の方ですよ。
というところで、
ウォルサムアメリカーナ
(おそらく)1970年代製
クッションケースに皆さんお馴染みのETAの25石自動巻機械入り
俗に言うエタポンですね
まだカレンダーのクイックチェンジはありません(短針往復です)
同時代のセイコーの「ザ・ビジネス時計」であるロードマチックくらいの質感ですが、ハック機能はありません
精度は伝統なのでしょう、素晴らしく良いですよ
ウォルサムは元々アメリカを代表する時計ブランドでしたが、鉄道時計として懐中時計がもてはやされた後の時代は100%スイス生産になりました
日本でも鉄道時計としての採用実績があります
アメリカらしい大量生産品でしたが精度は優秀だったそうです
会社の草創期(日本では幕末)に咸臨丸で渡米した使節団を通して、時の大統領ブキャナンから14代徳川家茂公へここの懐中時計が献上されたと伝えられています(孝明天皇へ献上という説もあり)
ウォルサムの懐中時計欲しいなぁ、でも使わないしなぁ……ふぅっ
ラドーゴールデンホース30石自動巻
(おそらく)1960年代製
資料が無く製作年不詳ですが、30石なので後年作られた復刻版ではありません
後年の復刻版は25石で裏蓋のタツノオトシゴは3匹になってます
ただ……何度も繰り返し復刻されているので正確なところはわかりません
しかし盤面結構焼けているので新しいものではない筈
ラドーグリーンホース30石自動巻キングサイズ
(おそらく)1960年代製
キングサイズの名の通り先のゴールデンホースより一回り大きなケースに入ってます
機械自体は一緒ですけどね
さて、ラドーのホースシリーズですが、定番のゴールデンホースの他にもシルバー、グリーン、パープルなんてものがあります。
名前が違えど中の機械自体には違いはありません。
販売政策でしょうか?よくわかりません。
定番のものがAS(ア・シールド社)の30石機械、後年復刻されてETAムーブメントに変更になったものが25石であることはよく知られています。
それ以外にも41石、57石、93石という多石バージョンも作られました。
41石のものは動きが他よりスムーズだなんてこともどこかで読んだことありますが、個体差じゃないかな?(いずれ入手したら確かめてみよう)
勿論他メーカーの多石時計と同様に多い石は飾り石として使われており、石の数が多いからと言ってその分高性能だというようなことはありません(残念です><)
ですが機会に恵まれたなら入手しても良いのではないか……くらいには思ってます。
何故って?
そりゃあ自己満足ですわ(笑
それ以外にはありません!!
しか~し、趣味とは所詮自己満足なものである以上、これは大事なことですよ。
セイコーの39石、シチズンの43石、オリエントの100石(デザインは64石の方が好きだけど)、ウォルサムの100石というそれぞれメーカー最多石時計のメジャーどころは将来入手したいという野望を抱いておりますわ。
メジャーどころでなければ120石なんてものもあるみたいだけど……
オレオールだからメジャーでないとも言い切れないんだが、まぁ殆ど流通していないことには違いない。
いずれにせよ少ないお小遣いの範疇で賄うのはかなり困難であることには違いない><
他にもどこだったかブランド名は忘れてしまったが、確かフレンチブランドだった様な……まぁ他にも100石くらいの時計が幾つかあったようです。
ヲジサン、ワスレッポクテ><
で、このラドーのホースシリーズの日付表示のみの時計はリコーのダイナミックオートシリーズに次いで、個人的には超好ましい時計だと思っています。
直球ド真ん中のデザイン、スイスの高級腕時計(笑)として一定以上の年代の方の心に響くネームバリュー。
その割には比較的入手し易い価格帯なので、お勧めしがいのある時計ですよ。
実際に手にしていただくとよくわかりますが、安っぽさは皆無。
使っていても(よく整備されていれば)実用性にも富んでいると自信を持って言い切れます。
ご年配の方々からの注目度は、ヴァシュロン、パネライ、パテック、IWC、ルクルトなんていう遥かに高額な時計たちよりも高いこと間違い無し、いやホント……本当ですよ(笑
だって時計に興味無い人は知らないもの、そんな雲上ブランド。
個人的には好みではないんですが、ダイヤスターなどの超硬シリーズでも同様の効果は期待できますので、そちらがお好みに合うようでしたらそちらでも結構ですけど。
本当だったら時計好きなら誰でも知ってるような高級だったり有名だったりする「ブランド時計」をコレクションしていられたらいいのかもしれない。
パテックのカラトラバとかIWCのポートフィノとか欲しくないって言えば嘘になる。
しかしまぁ、オジサンの少ない(少なくなってしまった)お小遣いの範疇でチマチマ楽しむには今くらいの時計たちが相応しいのかな……などとシミジミ思う今日この頃><
チプカシに関しては……いつもいつも(ホムセンなどで)見かけるたびに買おうか買うまいか暫し葛藤します。
一つ買ってしまうとまた一つ……と。収集の手が伸びてしまうことは自明の理(笑
なんとか踏みとどまっているところです。
定番のA158WA-1JFとローマ法王モデルだけでも欲しいなぁ……