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第二話 災厄の神の試練

 グリムを顕現させてから数刻して……

[おお、言い忘れていたのだ我を使役するなら試練を受ける必要があるぞ?]


 言い合いに疲れていたアラタが驚きの表情を浮かばせた

 だが、その表情が一瞬で不敵な笑みに変わった……


「試練ってどんな感じなんだ?」


 逆にグリムはこれに驚きを隠せていなかった


(試練を設けるとなると嫌がると思っていたのだ……)

(本当は試練なんてないのだが……)


[我が召喚した者と戦ってもらうのだ!]


手を大きく広げ、ドヤ顔をしているグリムを真剣なアラタの声が貫いた


「そのグリムが召喚した奴って強いのか?」


[強いかどうかはお楽しみなのだ。ただ言えることはマスターじゃ倒せないかもなのだ。]


グリムの言葉に今度はアラタが驚いた


「まぁいいや、さっさとその試練ってのやろうぜ」


グリムはその言葉を聞いたと同時にあることを思いながらも詠唱を始めた


《我は乞い願う そなたは一度死した者 今一度生を求めるもの 

  そなたの欲する物は すべて我が用意する ここに姿を現せ》


次の言葉を聞いた瞬間、アラタの表情が変わる


《死霊術:アンデット》


「お、おい、そいつって……」


アラタは何かにおびえるような仕草を取り始めた

その何かとは、アンデットのことだ

それも仕方ない、アラタの親友はアンデットに襲われていたアラタを助けて死んでのだから

それを思い出したアラタは頭を抱えてしゃがみこむ


「ふざけんなよ、なんでこいつと戦わないといけなんだよ」


それを聞いたグリムは何かひらめいたようにアラタにいう


[おやおや、マスター。アンデットにも臆するようじゃ世界を変えるなんてできるわけないのだ]


「や、やめろ……こっちくんな……」


グリムの声など全く聞こえないようだった

だが、次の瞬間グリムですら予想もしなかったことが起きた


[おいこら、アラタ。アンデットぐらい克服しろよ情けなくて笑っちゃうじゃんか]


[!?]


グリムは驚いた

アラタの影から一人の精霊が出てきたのだから

その精霊はグリムに気が付くと丁寧に自己紹介してきた


[あ、初めまして私の名前はイフリートっていいます。えーっとアラタを主として主従関係を結んでます]


[ど、どういうことなのだマスター!]


イフリートと名乗った精霊をグリムはよく知っている

なぜなら、地方によっては神として崇められている大精霊の一人なのだから

そして、グリムの一言でアラタは我に帰る


「どういうことってイフリートの言ったとおりだよ。イフリートは俺の精霊だよ。」


そして、アラタも何か思いつく


「そうだ!グリム、イフリートを使ってもいいか?」


何を言い出すかと思えばそんなグリムからすれば何の問題もない事だった


[別にいいのだマスター。イフリートがついたところで我のアンデットは倒せないのだ!]


その判断がこの試練の結果を左右する


「ありがとよグリム。イフリート、あのアンデットぶっ倒すぞ」


[アラタが克服するならなんでもいいよ。]


[さぁ、始めるのだ!]


グリムの試練が始まった




さぁ、やっとグリムの試練が始まりました

そして、アラタ影から現れたイフリート

イフリートはどのような活躍を見せるのでしょうか

楽しみですね!

更新が遅くなりましたすみません

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