キャラクター紹介
現時点でのキャラクターの紹介という名目の作者の覚え書きです
これを読まずとも一切、この先の物語で困るということはないだろうと思われますので興味がない方は飛ばしてくださってオーケーです
○レオンハルト
享年26歳だった、元青年。
ロックをこよなく愛していたが、あえなく死亡。
レオンハルトとして転生し、平和な生家で過ごしていたが、何故か漁師になっていた。
黒髪。黒目。
けっこう日に焼け、泳ぎまくっていたためにうっすら筋肉はついていた。
何かと格上に叩きのめされると言う訓練をしていたので全身の生傷が絶えない幼少時代を過ごした。
誕生日を把握していないので、おおよそで、そろそろ1年経っただろう、として年齢を数えているのでいつも推定n歳とみなしている。
特技は、泳ぎ、銛突き漁、リュート演奏、歌、喧嘩など。
基本的に直情径行にあって、一度頭にくるとなかなか引き下がれない上に、すぐ手を出そうとする。
他人の面倒見は良いタイプで、特に年下には何かと気をかけたりする。
精神年齢の都合で、肉体年齢より多少年上程度には生意気(に見られるよう)な態度を取りまくってしまう。
さっぱり礼儀を知らないわけではなく、相手によってはおざなりながら丁寧に接したりもする。
無類の毛皮を持った哺乳類好きでもあり、獣人族を見ると尻尾をもふりたくなる衝動に駆られるという難病を密かに患っている。
子ども好きでもあって、やれやれと言いつつも実はうきうきになっている。
また、たびたび精神年齢は大人だと何かと独白するものの、童心は手放せない。
愛称はレオ、あるいはレオン。
家名は不明のため、オルトヴィーンによって、レヴェルトの名を名乗ることを許されている。
制服の着こなしは、基本的に上着とベストなし、胸元開襟の袖まくりスタイル。
穴空きの魔力欠乏症で、魔力がほとんどない。
一般人の魔力の量がアフリカゾウ1頭分とすれば、レオンハルトは飴玉サイズ。
魔力を用いる、邪道の魔法――魔技を用いて戦う。
魔手
・身体の一箇所(主に手)を魔力で覆い、そこのみの身体機能を向上させる
・初歩中の初歩
魔鎧
・身体全身を魔力で覆い、身体機能を向上させる
・魔技の基本
魔纏
・手にした物体を魔力で覆い、その特性を強化させる
・魔鎧の応用
魔偽皮
・魔力を表皮とし、感覚神経を強化することで体に触れる物体を瞬時に把握、対処ができる
・魔鎧の応用
魔弾
・身体の一部分(主に指先)から凝縮した魔力を弾丸のように放って攻撃する
・極めて攻撃性能が高く、殺傷力に長ける
魔影
・魔偽皮の応用で察知範囲を広範に拡大することで周囲の魔力を持った物体を探すことができる
・魔偽皮の応用
・現時点では最大300平方メートル、持続時間15秒が限界
魔縛
・凝縮した魔力を細く長く伸ばし、強靭な紐にして多彩に扱うことができる
・魔影の応用
・現時点では未習得
魔留
・体内に魔力を浸透させることで外部から身体に働きかける魔法の効力を向上させる
現時点で所持している武器は以下の通り
槍
・先端が笹型の刃となっている
・レヴェルト邸の武器庫からもらってきた
フェオドールの長剣
・鮮やかな朱色の剣
・振れば火炎が放たれ、斬撃と同時に火傷も負わせることができる凶悪な武器
・長大武器のために扱いは難しく、まだ手足の伸びきっていないレオンハルトには(物理的にも技量的にも)身に余る代物
チェスターに戦いの基礎を叩き込まれた間、銛をずっと愛用していたので長物の扱いが得意。
一応、学院で求められるので剣術もかじってはいるが、本人としては長物を使いたがる。
好きな音楽はロック。
ただし、ロックを感じたものがロックだ、とアバウトに考えているので、色々なジャンルに精通している。
元々はギターボーカルを務めていたが、けっこう他の楽器にも詳しく簡単に弾く程度なら弦楽器、打楽器、鍵盤楽器までやれてしまうマルチプレーヤーだった。
○チェスター
漁師。通称・じいさん(あるいはチェスターじいさん、チェスター老、など)。
素潜り漁の達人で、常人離れした銛捌きの持ち主。
レオンハルトを拾って育てる。
すでに髪も髭も真っ白。髪は伸ばしっぱなしにして紐で縛っている。
少しだけ頑固だが快活な老人にして海の男。細かいことはあまり気にしないタイプ。
若いころは漁の邪魔、という理由で海賊を始めとした物騒な相手を懲らしめていたりしていた。
そのせいで漁具の銛を用いた対人戦闘もめちゃめちゃ強く、老体になってもさっぱり腕前は衰えていない。
レオンハルトの歌のレパートリーの中だと、演歌が好きだが、教わった曲をエンカと覚えてしまっている。
レオンハルトのロック認定者。
○オルトヴィーン・レヴェルト
レヴェルト領の領主をしている青年。
レオンハルト曰く、のほほんとした性格だが、同時に「愚かな貴族」というものを嫌っている。
物腰は柔らかく、怒ることもほとんどない人柄だが嬉しいことが起きると子どものように喜んで舞い上がる。
旧態依然とした貴族の選民思想と、それに由来する暴虐な貴族を敵視してはちょっかいを出したり、あらゆる方法を用いて叩きのめしたりする危険な人物でもある。
だが領主として、納めているレヴェルト領と、領民は何よりも大切にし、その手腕や慧眼も備えている。
人は愚かだという持論もあるが、突き放した意見ではなく、愚かだからこそ生きているのだと存在を肯定している。
ファビオとソルヤといったエルフの姉弟。
そして知らずに飼われてしまっていたレオンハルトなど、他者を懐柔することを得意としている。
だが一方的に利用をするのではなく、本人としては対等な取引の上で相互に助け合う関係と主張(しているとか、いないとか)。
レオンハルトと悪事自慢をし合うのが楽しみで、色々な意味で仕方のない人。
彼の持つアーバインの短剣は、光を照らして往くべき道を示す、という効力がある。
ただ単に暗所で役立つだけではなく、その光は持ち主が信じる、正しき道に反応して輝きを強める。
実はこれを利用して、レヴェルト領で目覚めてしまった竜との対話をしていた。
レオンハルトのロック認定者。
○ファビオ・シュレーダー
オルトヴィーンに仕えるエルフの従者。
堅物、生真面目、主に従順という特徴から、レオンハルトは忠犬とも称する。
話し方も堅苦しいところがあれば、オルトヴィーンを冗談のつもりでバカにしても激烈に反応する。
エルフらしい美しい顔立ちで、金色の髪とルビーのような瞳を持っている。
一見すると大したことのなさそうな人物(レオンハルト評)に見えるが、剣技も魔法もかなり卓越した使い手で、オルトヴィーンに振り回されながらもそれを着実に完遂する実力を持っている。
最初こそレオンハルトを疎ましく思っていなかったが、試してからは厳しいながらも認めて、友と呼ぶなどかなり心を開いている。
エルフ姉弟のバカマジメな方。
○ソルヤ・シュレーダー
オルトヴィーンに仕えるエルフの従者。ファビオの姉。
黙っていればファビオとよく似ているのだが、従者でありながら主を「オルト」と愛称で呼ぶなど親しい態度を取っている。また、ファビオほどレオンハルトを敵視もしていない。
さらには、食いっ気があったり、自分を良い人柄に見せようとしょうもない嘘をつくなど人間臭さも持ち合わせている。
ファビオよりも魔法に詳しく、優れている。
レオンハルトを穴空きだと診断したのも彼女で、その時はダメだったが魔法の指導などもした。
オルトヴィーンへの忠誠心はファビオにも劣らず、竜退治の折にはレオンハルトに、万一の時はオルトヴィーンを守って死ねと(直接ではないにしろ)言い放つなどするほど。
エルフ姉弟の若干バカな方。
○マティアス・カノヴァス
レオンハルトとは騎士魔導学院の同期で、同級生。
入学初日まではどこにでもいる、驕り昂った典型的な貴族の子息だったが当時6歳程度のレオンハルトとの決闘に破れ、友達にさせられる。同時に早くも作っていた取り巻きを失ったが、これらのことで、弱者の体験を味合わされてしまって改心し、孤立しがちだったレオンハルトと深交を深めて改心した。
自他共に認める美貌の持ち主だが、ナルシシズムに溢れていて謙遜を知らないうざさを持っている。
髪色は赤く、右サイドだけ三つ編みにしているオシャレさん。ファッションにも一言あったりしてやかましい。モテ自慢もすぐに始めるので、レオンハルトにはうっとうしがられている。
制服の着こなしにスカーフを首に巻き、カフスのピアスを右耳につけている。
どちらも金貨数枚という高級品。
成績優秀で、学院における実力では同期ではレオンハルトに次ぐ。
だが真価は貴族の子息として学んできた、人を操る技量や、物事を俯瞰的に眺めて答えを導き出す頭脳にある。レオンハルトさえいなければ、学業・剣術・家柄と間違いなく同期ではぶっちぎりのナンバー・ワンになっていた秀才。
レオンハルトを通じて知り合ったロビンとも仲は良く、特に2年時に行われた騎士養成科と魔法士養成科の合同模擬戦闘訓練では、ロビンとともに5戦5勝を成し遂げた。割と本気で、卒業後にロビンを魔法士として雇いたいとも考えている。
レオンハルト、ロビン、リアンとよく行動をともにし、何かとレオンハルトとリアンにはいじられてしまっているポジションにいる。ロビンだけが気遣ってくれたりする。
マティアスの持つアーバインの剣については、ロビン・コルトーの欄で説明。
レオンハルトの歌のレパートリーの中だと、某世界一有名な英国発のロックバンドの曲が好きな傾向。
○ロビン・コルトー
レオンハルトとは騎士魔導学院の同期で、寮のルームメイト。
金狼族という、金の毛を持つ獣人族。その中でも、実は由緒正しい血筋の末裔でもある。
魔法士としても優秀で、獣人族として身体能力にも非常に優れているが、いかんせん気弱でへっぴり腰なのでここぞという時以外は頼りない。
尻尾狂いのレオンハルトに、尻尾を触り合ったり、触らせるのはエッチな行為だと教える。
だがレオンハルトに言い包められ、泣き落とされて、尻尾を触らせるのを容認してしまった。それでも人前でされるのは恥ずかしいという感覚は捨てきれない。だが決して、獣人族の全てが尻尾をまさぐり合うのが愛撫のようなものという感覚を持っているわけではなく、性知識に疎いがゆえに過剰に意識してそう思い込んでいたりするだけ(だったらいいなとレオンハルトは思っている)。
マティアスとは良い友人関係を築き、貴族の価値観にいちいち仰天しつつも慕っている。
一緒に買ったアーバインの剣は宝物のように大切にしている。
2人の持つアーバインの剣は、互いの意思疎通をはかるという効力を持ち、剣を通じて戦闘時はほんのりと互いの意思を確認し合うことができる。2本揃ってこそ効力を発揮する剣。レオンハルトがマティアスから借り受けた時は、3人でともに良い関係を築けていたことから、一時的な譲渡を受けても効力を発揮していた。
愛玩動物のような愛らしさを持つ少年で、うじうじすると自分の尻尾を体の前でぎゅっと握りながら揺するなどの行為をすることもある。
しかしレオンハルトにはすくすく大きくなるのは良しとしつつ、獣人族らしく成長してしまうと可愛気が薄れてしまうようで複雑な思いを抱かれている。ちなみにロビンがそれを知る由はない。
制服の着こなしは、ドノーマル。正しく着用。
ただし、ズボンには尻尾を出すための穴が開いていたりする。
密かに、ミシェーラもレオンハルトと同類の尻尾狂いではないのかと戦慄していたりする。
レオンハルトの歌のレパートリーの中だと、スキヤキのような昭和歌謡曲全般が好きな傾向。
○リアン・ソーウェル
2年時に騎士魔導学院の騎士養成科へ転入をしてきた。
男子に恵まれなかったばかりに、女でありながら男となって父親の助けになろうと幼少時に誓った少女。
凛々しさと、女性ならではの綺麗な顔立ちに加えて、常に男装をしているので彼女の女子寮では何故か大人気だったりする。
自分が女であることを隠す必要はないと転入初日に気づくが、積極的にカミングアウトをするでもなく、何も変えずに過ごしている。何となく女性的に見られるようなことはあるものの、男社会に馴染めてしまっているのでバレてはいない。尋ねられればあっさり答えるつもりでいるのだが、気づかれないので言わないでいる。
常に敬語で喋り、貴族でありながらも驕りなどはない、誰にでも礼儀正しい好漢——ならぬ好女子。
マティアスと同程度に優秀だが、意外と厳しいところもあってレオンハルトが試験前に勉強を教えてほしいと言ってきても笑顔で断ってしまう。
学業も剣術もその他もろもろもかなりの好成績。
レオンハルト、マティアス、ロビンと学院ではよく行動をともにしており、さっぱり女であることには気づかれていない。レオンハルトと一緒になってマティアスをいじったりする愉快なポジションにいるし、平気で下ネタを始めとした男子同士の会話にほほえみながら混じれてしまうポテンシャルの持ち主。
女子寮で暮らしているため、同じ寮の女学生には女性とバレているのだが、それを知った上で何故かモテており、女子ネットワークからよく話を聞いているのでけっこう情報通だったりする。
ちなみに胸はサラシを巻いて目立たないようにしているが、たわわだったりする。
○ミシェーラ・クラシア
レオンハルトの姉で、騎士魔導学院の同期。ただし、魔法士養成科。寮のルームメイトが替わり、リアンと同室になった。
天真爛漫で誰にも明るくやさしく接するタイプなので、密かなところでファンが生まれている。
魔法士としても優秀で、ロビンとはクラスが違うものの名前を知られているくらいには有名になりつつある。
栗色の髪。胸部装甲は母譲りで薄い。
実の弟であるレオンハルトを、弟は認識しておらずに死んでいると思っているが、ちゃんと覚えていて命日が近づくと毎年、届けられない誕生日プレゼントを買って偲んでいる。
○ヨランド・フォーシェ
騎士魔導学院の魔法士養成科講師のひとり。黒猫の獣人族。
妙齢の女性でオルトヴィーンと同期の、学院卒業生でもある。
講師のかたわら、魔力欠乏症についての研究をしていてレオンハルトに協力を仰ぐ。
魔力欠乏症のレオンハルトが魔法を使えるようにと、様々なアプローチで研究データも取っている。
綺麗目美人だが、たまの学院行事による休暇中は研究室にこもりきりになって、身なりも気にせずに没頭している残念な女性でもある。
○クララ
レオンハルトが3歳の時に出会った、狐の獣人の少女。
奴隷にされようとしていた時にレオンハルトに助けてもらったことで、密かに恋しているのだが、レオンハルトからは「それは近所のあんちゃんへ向けるのと同じような感情」と決めつけられている。
内気な女の子だが仲良くなった相手には少し積極的になる。
熊の獣人のトニーとノーマン・ポートで仲良くなってよく遊んでおり、彼に片思いされているが彼女は気がついていなかったりする。あくまでもレオンハルト一筋の恋に恋する女の子。しかし実りそうにはない。
レオンハルトに尻尾をもふられるのが好き。
○リュカ
カハール・ポートで孤児をしていた少年。登場時8歳。
少々頭が悪くて、思い込みが激しかったり、声が大きかったり、反応が大袈裟だったりするが、まっすぐな少年。
レオンハルトを人助けをしている人間と思って、なかなか素直にはならないがちょっぴり尊敬をして憧れている。
魔技を教え込まれて、魔手と魔鎧を習得したところでレオンハルトが学院を卒業するまで、一時的な別れをした。その間はバリオス邸で家庭教師をつけられて、教養を身につけている。
孤児になった経緯は(まだ、あるいはずっと)不明。
だがそれなりに長い期間、孤児でやってきたので逞しいところはあるが、同時に食べものにはがっつく癖が抜けないし、身なりにも無頓着。遊ぶのが大好きで、孤児時代は食べるためにもやっていた釣りも好き。
実はスリとか、不正に錠前を開ける方法を身につけていたりと、変な技能を身につけている。生き汚い。
○トリシャ
レオンハルトの母親。
病気がちの弱い体をしている、幸の薄そうな女性。
ミシェーラ、レオンハルト、ロジオンの3人の子を産む。
メイド長のブリジットは生まれた時からともにいて信頼関係を築いている。
○ブリジット
レオンハルトの生家でメイド長をしている老女。
年齢を感じさせない立ち振る舞いで、背筋もぴしりと伸びている。
少々厳しい人物だが、屋敷の全ての人を大切に想っている。いかんせん厳しくてあまり伝わってはいないが。
○マノン
レオンハルトの生家でメイドをしている女性。レオンハルト誕生時14歳。
やたらとドジで、1日1回ドンガラガッシャンをやってしまうものの、元気で明るくへこたれない性格。
もしも、レオンハルトが生家にいたまま成長していたら何かと悪戯の被害者になっていたこと請け負いで、あたふたしている様はちょっとした見物(とレオンハルトは思っている)。
○イザーク
レオンハルトの生家でコックをしている男性。レオンハルト誕生時29歳。
ものすごく無口で、いつも仏頂面をしている人物。だが決して人嫌いであるとか、口を利けないという人物ではない。でも喋らない理由は内緒。
たまに喋ると、毎回マノンに驚かれるのでそれが嫌でさらに無口になっている説もある。
コックとして雇われてはいるが唯一の男手として、率先して庭仕事や、日曜大工などといったことをしている。
いつも読んでくださってありがとうございます
たまーに活動報告も書くので、ここどうなってんねんみたいな素朴な疑問等ありましたら、そちらに投下してくだされば答えられる範囲内で答えさせていただくつもりです
けっこう考えずに、てきとーにやっているのでご満足いただけるかは不明ですが、あらかじめご了承願います
これからもお目汚しでなければおつき合いくださいませ