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利己の風【改訂版】  作者: メイシン
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第12話 3人の初戦闘。・・・そして







 翌朝、宿を引き払った後、問題なくバルンバルンを出た4人は、街道をしばらく歩き人が見えないことを確認すると、早速馬車を取り出すためにマイ・ルームの馬車用の門を展開する。

 出て来た馬車は、二頭立ての馬車だ。玩具で買った馬車に似たデザインだがサスペンションなど見られたくない箇所もあり、スカートを履いたように車輪の周辺を覆っている。

 本来馬車の車輪は故障や摩耗・劣化も激しいため、交換がしやすいように車体の横に張り出す形のものが多い(構造が簡単という理由もある)また、背が高すぎるのも襲撃の的に成りやすかったり、車両自体の重量もかさんだりしてスピードも出ない。そもそも舗装された道などほとんどないので、揺れがひどく転倒のリスクも高いのでなかなか難しいようだ。


 今回の馬車はそこまで背は高くせず、見た目は座っていれば天井までは少し余裕がある程度の見た目(中は拡張してあるので広々してる)で車輪は幅15cm位の広めにしてある。

 安定性と振動軽減を重視した結果だ。もちろんその分、地面との接地面積多くなるため、スピードを犠牲にすることになるが、そこはゴーレム馬の馬力でカバー。ホイールの部分は少し凝ってワイヤーホイールにして、エアレスのゴムを履かしている。

 おかげで馬車自体の重さはかなりあるが、2頭立てのゴーレム馬が力強く引いてくれるから問題はない。

 玲子たち3人は、馬車の周囲を覗き込むように見たりして、かなり高評価を得ているようだ。


 乗り心地はそこまで悪くなく、街道を走る分には酔ったりしない程度の快適性を保っている。


「それじゃ出発するぞ。」


 いきなり馬車が現れ驚かないように辺りを確認してから空間の位相を元に戻し、出発。玲子たちは車内の広さに驚きながらも快適性に喜び、窓から外の景色を見たり、御者の(俺の定位置)通じるドアを開け行き来して遊んでいる。


「このカーテンは取り付けないのですか?」


 カーテンレールは昨夜作って取り付けたがカーテンは面倒でそのまま置きっぱなしにしていたのを思い出し、3人に取り付けをお願いする。白いレースのカーテンは自宅にあったやつを思い出して再現した物だ。




 俺はタバコに火を入れ、ゆっくりと紫煙を吐くと御者のシートに座りながら単調な景色を眺め、ゆっくりと灰皿に灰を落とす。


 時折、遠くに動物か魔物か分からないが、動く姿が見える。そこに響子が御者の席に座りこんでくる。


「ねぇねぇ、たぐっち!今日はどこまで進むの?」


「近くに町はないルートを進むから今日は野宿だな。近くに森もあるから魔物とか気を付けないといけないけど。」


「じゃあさ!魔物がきたら教えて。僕達も実戦を知らないとこの先マズいと思うんだ。」


「あーうん。」


 丁度、近づいてきた魔物を【空間魔法】の部分転移で首チョンパ状態。態々、馬車を停めるのも面倒なのでサクッと処理してたところだった。


「「・・・」」


「たぐっちと居ると便利だけど、何か色々とダメな気がする。」


「お前らが勝手に着いてきておいてそれは無いだろう。」


「ともかく急ぐ予定もないんだから、お願いね。」


 そそくさと車内に入っていく響子。心の中では、


「俺の能力に甘えてるからそんな余裕のあること言えてる自覚あるのかね。移動も楽・夜も見張り無し・食事も上げ膳据え膳でさ。天野のゲーム感覚に近いよな。」と思っていた。


 実際、仮に犬の魔物が複数いたとしたしたら、3人で倒せるとは思えない。地球に居たときだって「ドーベルマン」とまともに相手出来るか?と言われれば誰でもNOと答えるだろう。

 芽衣なら近づく前に弓で攻撃できるかも知れないが、近づかれたら怪我をする可能性が高い。戦闘を軽く考えているのは明白だ。まあ魔法があるから遠距離からの攻撃で対処は出来るが近接戦闘なんて絶対難しいというのが俺の考えだ。だからこそ【5つの願い】で反射速度・高速思考をお願いしたくらいだし。16歳の小娘に何が出来ると言うんだろう?


 一度、痛い目に逢わないと分からないのかも知れないが、その1度で命を落とされても敵わん。

 戦いを通じて、甘い考えが治らない、もしくは戦いの恐怖が残るようなら、一緒に旅は…難しいだろうな。


色々考えていたら、いつの間にかお昼を過ぎていた。


「そろそろ飯にするか。」


一旦、馬車を停め馬車のひさしを伸ばし、テーブルとイスをアイテムストレージから取り出し、バルンバルンの町で買った串焼きやスープを出して準備を完了する。すると馬車の扉を開き3人が出てくる。


「外で食べられるのですか?」


「せっかく天気も良いしな。」


食事の最中、玲子が先ほど響子が話していた魔物退治の話を持ち掛けてきた。


「田口さん先ほど3人でも話し合ったのですが、いつまでも田口さんに甘えてばかりにもいけないって結論になって。私達3人でも出来ることから手助けしようってなったんです。」


「それで魔物を狩って、魔石とか少しでも貢献できたらって。」


「そっか。出来ることなら、お前たちはそのままでいて貰えたらって想いもあるが、お前たちが決めたことなら、口出しはしない。自分たちの力を試したいって気持ちもあるだろうしな。


 正直、弱めの魔物なら(・・・・・・・)、1対1なら大丈夫だと思う。集団でも遠距離で仕留めれるんだったら問題ないだろう。接近戦になったらどうなるか分からないから、今は止めた方が良いと思う。…対人戦とは勝手が違うからな。」


「正直に言うと生き物を殺す行為は忌避感が無いと言えばウソになります。でも、もう元の世界に戻れないのであれば、こちらの流儀に合わせないといけないって思うんです。」


「覚悟があるなら、文句は無いよ。ただ、動物や魔物の動き・スピード・反射神経は人間の動きとは、違う意味で脅威だ。十分、注意しろよ?」


「「「分かりました」」」


食事を終え、また馬車を走らせていると【索敵】で森の近くに魔物がいると感知した。


「とりあえず、オークが単体でいるようだが、3人でやってみるか?」


「「「はい!」」」


「先に言っておくが、俺は手を出さない。一応助言としては、オークはスピードは無いが、一撃は重い。3人にはタンカー…盾役がいないから、一撃を貰わないように。連携を重視して、まずは芽衣が弓か魔法で。近接の戦いが出来なければ、距離をとれ。決して無理はするな!」


 簡単な指示を出し、3人を送り出す。まずは芽衣の攻撃。魔法は使わず、弓で攻撃する。30mほど離れていたが見事武器を持っている右肩を射抜く。

オークは3人の存在に気づき左手にこん棒を持ち替えこちらへ迫ってきた。玲子は遠間からオークの傷ついた右側を攻める。オークの振りぬいた棍棒を避け、その間に響子が脇をくぐり抜け足元を攻撃して後ろに回る。上手く3人で囲んだ格好だが…。


 突如、オークが芽衣を標的にして攻めかかってきた。近接の2人よりも弓の攻撃を脅威と見たか?オークの標的が芽衣に変わったことで、玲子と響子は反応に遅れ、せまってくるオークの攻撃で、こん棒が芽衣に襲いかかる。


「「芽衣ちゃん!」」


芽衣は落ち着いていた。弓を捨て、左に転がる。遅れて追いかけてきた玲子がオークの右膝裏を切り、膝をついた時、響子の飛び蹴りが後頭部にヒット。

とどめに玲子が右のわき腹から剣を上に突き刺し心臓まで貫いて、オークは絶命した。

かなり危なかったが、何とか倒せたようだ。


「芽衣、大丈夫か?」


「何とか…。でもちょっと足が震えています。」


「とりあえず、このオークは魔素から生まれた魔物のようだ。魔石を回収したら、反省会をしよう。」


一旦馬車に戻り、初めての戦闘を行った3人は体力的な疲れだけではなく、生き物を殺したという行為に精神的な疲れもあるように見受けられた。


「まず、最初の戦闘お疲れ様。とりあえず最初の感想はどうだった?」


「正直、周りが見えてなかったです。3人のチームワークと言うか連携も頭から抜け落ちてしまってたです。」


「芽衣ちゃんにオークが向かって行った時にはパニックに近かったかも。夢中でとび蹴りしたけど間に合わなかったし。」


「玲ちゃんと響ちゃんがオークの傍に居るから誤射も怖くて弓も打てなかったし、オークが襲って来た時には怪我してる右側に転がるのが精一杯だった。」


それぞれの初戦闘の感想が終わると、率直な感想と指摘を言うことにした。


「そうだな。…まずは芽衣の初撃。狙いは良かったと思う。が、その後だな。あれだけの命中率があるなら2射出来たかも知れない。1射で終わらせるんだったら、もう少し距離を置いた方がベターだったと思う。

次に玲子。何故左側に攻撃した?」


「え?芽衣ちゃんが右肩を攻撃してくれたから左側に…」


無意識の攻撃に対して、気づいていないようなので指摘をする。


「それ、ただの逃げだろ?冷静に考えてみろ。リーチの長い玲子が武器を持ってない側で、リーチの短い響子が武器を持っている方へ行く…。

 リーチの短い響子がオークの棍棒を相手させて、自分はリーチの長い剣で安全に戦うってさ。

 冷静なら連携を考えて、リーチのある側で牽制して、響子が削る方が安全で確実だったと思わないか?


 それに響子、俊敏さを生かして攻撃をくぐり抜けるのは勇気じゃなくて無謀だ。自信があるのかも知れないが「安全に」って俺言ったよな?


 本来は初戦闘で、連携を考えながら戦うのであれば、玲子の飛び出しが問題かも知れんが、玲子が飛び出してしまった以上、後衛である芽衣の安全も考えるのは響子の役目だと思う。


 であるならば、あとは玲子が飛び出した後、お前が牽制しつつ芽衣の方へオークを行かせない役割のはずなのに背後に回るから、芽衣が危険な目に合った。まぁ玲子と響子がスイッチする指示を、一歩引いていた芽衣が出すべきだったのかも知れんが。


 あくまでも、お前たちはいくら能力値が高くても、魔物との戦闘は初めてだったんだ。もう少し慎重なくらいが丁度良い、ゲームとは違うんだ。死んだら終わりなんだぞ?


 …俺からは以上だ。」


 少しキツく言い過ぎたかも知れないが、己の力を過信するのは良くない。響子は明らかに不満を持っている様子だが、芽衣を危険に合わせた部分は事実なので、黙っているといった感じだ。


「特にないなら、もう少し反省会しておけ。」


俺は馬車を動かすために御者の席へ移動した。そして恐れていた事態に遭遇する。







「今度はベアウルフ7、ビックビーが20の群れだ。かなり多いがどうする?数も然る事ながら、今までとスピードが段違いだ。」


 あの後、単体での魔物は危なげなく倒すことができ、3人も自信を取り戻してきたが、動きの遅い魔物ばかりだった。今度の魔物は素早い。しかもベアウルフは力も強く、ビックビーは予測が難しい動きをする。範囲魔法で一気にせん滅するなら楽なのだが。


「数は確かに脅威ですが、それよりも空を飛んでるのが厄介ですね」


「どっちもEランクの魔物だし問題ないんじゃない?」


「私は3人では難しいと思う。複数だと範囲魔法で遠間から狙うにしても、私達ってそれほど広範囲な範囲魔法も使えないから、打ち洩らした敵が多かったらきっと負けるよ?」


芽衣はやっぱり冷静に分析しているな。さて、あとの二人はどう反応する?


「3人でカバーしながら3方向から範囲攻撃すれば面での攻撃が出来るよ!」


「確かに確実に数を減らせるのなら有効な手段ですけど、戦ったことのない相手は不安ですね。」


 ベアウルフもビックビーも単体ではEランクと低めだが、数で群れるためランクは1つ上へあがる。それが2種類もいるのだ。空と地を両方から攻撃されるのはかなりの脅威である。

 しかも近くに巣があるのだろう。仲間を呼ばれたらどうなるかは想像しやすい。スピードのある魔物から逃げるのは至難の業だ。


「初めての魔物も経験しないと始まらないよ!」


 結局は響子の強引な説得で戦う事になる。今回は自分たちで作戦を考えるようだ。

配置は真ん中が芽衣。両サイドに右が玲子・左が響子といった感じで、初撃は魔法。

芽衣の弓は使わず、エアカッター・響子のストーンバレット・玲子のファイアアローを3方向から当てすぐに芽衣の周りに集まり、芽衣が風の魔法でビックビーの攻撃を逸らしつつ闘う作戦のようだ。

もちろん俺の索敵で敵の数・種類が分かっているからこその作戦だ。経験を積めば、索敵などのスキルを取得したり、斥候ができる仲間を増やすなりして、考える時間もできるのだろうが、今は違う。そこに気付けているのなら良いのだが・・・




 それぞれが配置につき、魔法の詠唱を始める。上手く到達速度を調整して発唱している。

3種類の魔法が、魔物に到達する。ベアウルフ3頭とビックビー12匹が魔法によって倒された。

良い感じだ。敵の存在に気付き、ベアウルフ4頭が2列になって襲いかかる。


 玲子と響子は芽衣の所に戻り、襲いかかってきたベアウルフの大きくあけた顎を迎撃するが、後ろから2頭のベアウルフが大きく飛び頭上から前足を振り下ろした。

響子は上を警戒していなかったのか気付かず、玲子が大きく剣を振り回し1頭を切り裂く。もう1頭は芽衣がエアカッターで仕留めた。

しかしビックビーが回り込むように芽衣と2人の背後を同時に攻撃してくる。玲子は剣に炎を纏わせベアウルフとビックビーを遠くに追いやると、芽衣の頭上に向けて剣を振りぬき、纏った炎を飛ばしビックビー2匹に当てた。


 芽衣も響子の周りにいたビックビーに対して、ウォーターバレットを拡散して飛ばし、羽が重くなったビックビーの動きが鈍る。


「今よ!」


 芽衣の掛け声で玲子がベアウルフの前足を切り、響子がベアウルフを足蹴にジャンプして、上空のビックビー3匹に拳を当て地上に落とすことに成功する。

 着地する際1匹のビックビーを踏みつけストーンバレットを近距離から放射状に打ち、ベアウルフ1頭とビックビー3匹を打ち抜いた。


「やった!」と響子が声をだし終わったと気を抜いた瞬間、まだ死んでいなかったビックビー2匹が地上から飛び立ち、響子の背後から鋭い針を伴って襲いかかった。


「あぶない!」


 玲子が剣を突き出して1匹は仕留めたが剣を突き出した態勢という無防備な姿を晒し、右肩を刺されてしまう。


「っつ!」


「「玲ちゃん!」」


玲子は痛みに顔を歪みながらも冷静に左手でビックビーの羽根への根元を掴み、膝で地面とサンドイッチにするように押し潰し倒した。

 そして、振り向いた響子の無防備な背後には、片方の前足が切られたベアウルフが首元目掛けて大きな顎で噛みつくために飛びかかった。


「あぁぁぁぁ!」


芽衣が急いでベアウルフの胴体を弓で叩くもなかなか放さない。響子も左手でベアウルフの顔を掴み魔法を唱えようとするが痛みのせいで集中出来ず、顔を叩くだけになっている。


 玲子が痛みを堪え、左手でベアウルフの胴体を剣で突き刺し、やっと口を放し息絶えた。やっと戦闘が終了したと気を抜こうとしたとき、3人の耳にはブゥゥゥゥンという音が、頭上に聞こえてきた。


周辺にはすでに50匹以上のビックビーの仲間が集まり、玲子たち3人を囲み始めいた。その光景に、絶望の表情で見上げる芽衣と玲子。






「ここまでだな。」


俺は3人の空間の位相をずらし、簡易的な結界を作り安全圏に逃すと、ビックビーのいる

周辺ごと空間破砕し、一気に50匹以上のビックビーを倒した。


 倒し終わり、3人の元に駆け寄ると、玲子は毒消し草を飲んだようだが、まだビックビーの毒の影響が残っているのか青白い顔で右肩の傷跡から毒を絞り出していた。

 響子は地面に横になり、かなり呼吸が浅い。芽衣が傷口を水で洗い、懸命にアクアヒールという回復系の魔法をかけていた。


芽衣は回復系の魔法スキルを取得していたのかと感心しながら3人の元へ駆け寄る。


「響ちゃんしっかりして!」


出血は徐々に少なくなっているが、場所が頸動脈、心臓の付近ではなかなか止まらない。


「どうしよう田口さん!」


 流石の芽衣もパニック状態で、必死に魔法をかけているが傷口を抑えるしかできない。

これ以上は命に危険があると判断し、俺は響子に時空魔法で時間の流れを緩やかにする。


「芽衣、落ち着いて回復を続けろ。」


芽衣の手で見えないがきっと響子の傷口は逆再生の様に治って行ってるのであろう。玲子も「ファイア・ヒール」と唱え、傷の治療をしている。きっと火魔法だから治癒力を促進させる魔法なのだろう。







気を失った響子を馬車の中に運び、ソファに寝かせ俺はハーブの薫る飲み物を2人に出す。


「玲ちゃんの怪我はどう?」


「…なんとか大丈夫みたい。それより響ちゃん、怪我は治ったみたいだけど意識が戻らないね。」


「見た感じ、大丈夫そうだけど。」


「田口さんありがとうございました。ギルドで魔物の情報を聞いていたのに…。」


「魔物の第2波が攻めてきた時には、もう駄目だと思いました。」


「不測の事態ってのは、いつでもあるからな。純粋な戦闘力はお前達の方が上だろう。でも油断していたり、周りを見る余裕がないと今回の様に危険な思いをすることになる。それだけ数の暴力ってのは驚異ってことだよな。」



 まだ目覚めてはいないが響子を含め、3人がこんな思いをしてまで、まだ魔物と戦うと言うのだろうか?トラウマになってなきゃいいんだが・・・






戦闘描写が上手く伝わったでしょうか。。。

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