7月25日 夏休みと4聖霊
更新今日まで詐欺、継続です・・・。き、昨日は失敗しましたが・・・今度こそ夏休みですよ!
「きょっうからは~なっつやっすみ~♪」
「ええと・・・なんでルナがはしゃいでるのかな?」
人型でくるくると躍るルナ。家の中だから躍るのはいいんだけど・・・
「だってレイと一日一緒にいられるでしょ?」
学校にまできてたじゃん・・・と思ったけど言わないでおく。夏休み、といってもやることがないし・・・暇だな~。
「レイ、来客ですよ」
「ぅん?チャイム、鳴ってない気がするけど・・・」
一応、玄関にでると家の前に赤い鳥、白い虎、大きな亀、青い龍。
__ここがレイの家か~!広いな!
__フレイ、もう少し落ち着きを持たぬか・・・
__私どもは訪問させていただく立場ですぞ。立場をわきまえ、慎みというものをですな・・・
__ジーヤは固すぎですわ。レイならきっと歓迎してくれると思いますの。
ええと・・・どう反応すればいいんだろ・・・?
__お嬢様、お久しぶりでございます。私のこと、覚えていらっしゃいますか?
ボクに気付いたらしい亀が一歩前にでて器用にお辞儀する。うん、この独特のしゃべり方は・・・
「・・・土聖霊のジーヤだよね?」
__その通りでございます!覚えていただけていたとは、ジーヤ感激ですぞ・・・!
__ふん、大げさな奴じゃ。レイ、妾のことも覚えておろうな?
亀を押し退けながら虎が大きく胸を張る。・・・若干心配そうな表情で聞いてるのは気のせいと思っておこう
「ええと、風聖霊のシルフィ?」
__うむ。まぁ、覚えているのは当然のことじゃの!
ほっとため息をついたのも・・・うん、気のせいだよね。シルフィはそんな性格じゃなさそうだし。
__オレのことは?ちゃんと覚えてるよな!?
次に前にでたのは赤い鳥。
「火聖霊のフレイ、だね。ちゃんと覚えてるよ」
__だよな!うんうん、ちゃんと覚えてもらっててよかったぜ!
__ワタクシのことは覚えてますの?
最後に、フレイを押し退けて前にでる青い龍。
「うん、ちゃんと覚えてるよ。水聖霊のアクア、だね」
__覚えていたようで安心しましたわ。
「で、なんで4聖霊がここにいるの?」
聖霊は精霊の上位に当たる存在で、元々いる場所から動くことは滅多にないはずだけど・・・
__なんでってレイに会いに来たにきまってるだろ?
「ええと・・・それだけのためにわざわざ?」
__うむ、そうじゃ。レイの近くにいると落ち着くからの。妾達はこの町に住むことにしたのじゃ
「この町に住む?ええと・・・それ、ほんと?」
どこに住むつもりなんだろ・・・?
__ええ、本当ですわ。ちゃんと場所も考えてありますの。
「考えてある・・・?」
__この町の北に森があるだろ?そこに住むことにしたんだ。たまに遊びに来るから、そのときはよろしくな!
__では、失礼いたします。お嬢様、ご用がありましたらすぐにお呼びくださいませ
「森って言うとボクが降りた場所かな?・・・
って、もう行っちゃった・・・」
”見える”人が森に行ったりして鉢合わせとかしなければいいけど・・・
__4聖霊、か~・・・。個性的だったね~
話が終わったとみてか、いつの間にか狼に戻っているルナが出てくる。
「個性的・・・うん、すっごく個性的だよね」
__ところでさ、レイ。
ルナが尻尾を振りながらすり寄ってくる。これは、お願いをするときの行動だ・・・
「ぅん?なにか頼みでもあるの?」
__うん、あのね・・・夏休みなんだし、今度二人でどこかに遊びに行きたいな~って・・・
「遊びに、かぁ・・・。うん、ルナも人型になれば一緒に遊べそうだし、いいかもね」
__やったぁ!じゃあ、早速場所決めようよ!
「はいはい・・・」
暑い中出かけるのは好きじゃないけど、喜んでるルナをみて、たまには遊びに行くものいいかな、なんて思いつつ家に戻って相談することにした
クセのある4人組(?)登場です。出番は・・・そこそこある、はず