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薔薇より紅く 君想う  作者: 白夜
第一章
2/3

« 知識整理 »




〚 オメガバース 〛


 オメガバースの世界ではその性によって

 階級構造が築かれており、

 α、β、Ωの順に階級は低くなる。


 ─ ♂ ─


・α : 生まれながらにして有能。

   Ωの発情に強く反応する為、

   Ωを嫌悪する者も少なくない。


・β : 社会の大多数を占める。

   βはβ同士で結ばれるのが普通、

   と考えられている。

   α程ではないがΩの発情に反応する。


・Ω : 一定の期間で発情期が来る為、

   社会では責任ある席には就けない

   とされている(例外あり)。

   αの家系に生まれると迫害される事

   が常であり、薬漬けの者が多い。

   発情期やその症状は薬で制御出来、

   妊娠が可能。



 ─ ♀ ─


・α : 生まれながらにして有能。

   通常女性のように妊娠可能。

   ♂Ωを妊娠させる事も出来る。

   ♂α程差別思考はないが、

   エリート意識は高め。


・β : 通常女性と同じ。

   βから生まれた子の多くは

   βになる事が大多数。

   ♂βと結ばれる事がほぼ。


・Ω : 妊娠が可能。

   女性、Ω、と社会的弱者の

   要素が多い為に、αの家系に

   生まれたり、αの家系に入ると

   虐められる事が多い。



 ☆ 社会一般的な認識 ☆


⇒ α : 有能を約束された存在

  β : 平凡

  Ω: 劣等種・卑しい存在


必ずしもα性の者全員がΩを蔑んでいる訳では無いが、差別をせず平等に接してくれるα性の者はあまり多くないのが現状。Ωはαの欲の捌け口として扱われる事も少なくなく、それを避ける為・万が一妊娠等の事故に発展しない為にと、抑制剤の過剰摂取をするΩが多発している事が問題視されている。しかしながら、制度や世論を改めようにも社会階級の上層部を占めているのはα性の者が過半数である為、問題視する声が上がるに留まっている。




〚 発情期 〛


 ─ Ω ─


・発情期をヒートと呼ぶ

・周期は約3カ月に1回

・期間は1週間前後


 ─ α ─

・発情期をラットと呼ぶ

・周期は大凡3ヶ月に1回

・期間は数日程度


症状の重さに個人差はあるものの、その間は発情する以外何も出来なくなってしまう。それ故、発情期が1週間も続くΩの場合、幾ら優秀な人材であっても社会の中で責任ある立場や仕事に就き難い傾向にある。発情時の匂いはαを強烈に引き寄せ、本来反応しないはずのβにもその影響が及ぶ事がある。



 〚 薬 〛


・フェロモン抑制剤

・発情抑制剤

・避妊薬        の3種類がある。


フェロモン制御の出来ない者が、フェロモンを調整する為に服用するものが「フェロモン抑制剤」。社会生活を円滑に行う為に発情そのものを抑え込めるものが「発情抑制剤」。性交による妊娠を回避する為に服用するのが「避妊薬」。


その他、フェロモンを抑える為に使用出来る物として、匂い消し(スプレー)がある。


⇒ フェロモン抑制剤 : 虫除け

  発情抑制剤 : 周期調整ピル

  避妊薬 : 避妊ピル


 ※(何れも過剰摂取すると副作用として

  吐き気、不眠、食欲不振 などを引き起こす)



 〚 番 〛


・αとΩの間のみで発生する繋がり

 (Ωはβの子供を宿す事はあるが番にはなれない)

・Ωは誰とも繋がりのないフリーの時に出会ったαとの

 性交時に首筋を噛まれる事で番契約を結べる

・番が成立すると、Ωは番にしか発情の匂いが通用しなく

 なり番以外との性交を受け付けない体となる

・αのみ一方的にΩとの番関係を解除する事が出来る*¹

・類稀に “運命の番” と呼ばれる互いに唯一無二の

 存在が存在する(出会う確率の低さから夢物語化)


関係を解除されたΩは、番が居るのに発情するという生殺しのような状態に陥る為、強い精神的ストレスを感じるようになる。それ故に、番に捨てられたΩは短命に終わるケースが少なくない。しかしながら、番に関係を解除された後、相性の良い他のαによって番契約の上書きが成功した事例も極僅かに存在する。


運命の番同士は、出会った瞬間に互いを運命の相手と認識する。その際、身体中には電撃の様なものが走り、Ωはヒートをαはラットを引き起こすとされている。尚、互いに “抑制剤などを使用していない素面の状態” でないと運命か否かの識別は困難。運命の番から生まれた子はαになる事が多く、αの中でも上位種に当たる子になる事が多い。



 〚 番後のα, Ωについて 〛*¹


(注) 何れも対象は番の居るαやΩを除く

(注) フェロモンの作用 ≠ 香りの感知

 ↳ 香りを感じる事はフェロモンが作用する事と異義


・α :


番契約後も他のαやΩのフェロモンは変わらず嗅ぎ分ける事が出来、自身の放つ香りも然程変わらない。また,番前と比べ程度がかなり弱くなるものの、フェロモンは他と相互に作用する。(その為、既存の番を捨て新たな番を作る事が出来る、という仕組み(子孫繁栄の為の生物学的構造))


・Ω :


番契約後は、番以外に対して自身のフェロモンも他のフェロモンも相互に “全く作用しなく” なる。但し、他のαやΩのフェロモンは “体臭レベルでなら” 微弱ながらも嗅ぎ分ける事が出来(至近距離に近付かなければ無香と同等)、自身のフェロモンは番以外に対して全く香らなくなる。(その為、既存の番に捨てられるとΩは心身に異常をきたし、短命に終わる事が多い)



⇒ α : フェロモン 相互△(効果は互いに微弱)

     香り   相互○(自身のみ若干薄まる)


  Ω : フェロモン 番に対してのみ○(他は✕)

     香り   他のは微弱に○(自身は無香)







※ 一部オリジナルの設定あり。

  本作品を読むに当たり

  必要な情報を記載しておきます。



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