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【杉山庇紫】

人界では慌ただしくなっていた。

会議の内容を部下に伝え東、西で手が空いている者は本部に招集していた。

杉山は会議が終わった後すぐさまサウススノースに向かっていた。


移動手段はヘリコプターで5時間ほど行った場所に南大陸があり、意外にも浮遊島は南大陸の近くを浮いていた。

南大陸は凄く栄えていて5つの大陸で2番目に栄えていた。建物は大きく出店が多くおいしいごはんで有名な大陸でご飯では南大陸が一番美味しいとされている。


杉山がヘリで向かっていると無線が入る。

「杉山様。緊急事態が発生しました。お急ぎ戻ってこれますでしょうか?」


なにをいっている?今危ないのは南大陸で魔人が来たことじゃないのか?降り立ったら戦争が起き大勢の人が死ぬぞ。杉山が何が起こってることがわからず無線に答える。


「なにがあった?」返答が早かった。

「望月様が消えました。」

黙ってしまった。きえた?だれが?星夜が?また施設で隠れてるだけじゃないのか?

どういうことだ?露詰が保護することになってるはずだ。

っと考えていると無線で続けて

「魔族が望月様を攫ったとのことです。どこの魔族かなぜ施設の場所が分かったのか不明ですが、サーチでゲート反応があり、ゲートはすぐ閉じました。ゲートが開いた場所が施設でした。そして先ほど本部長から望月様が消えたと情報が入ってきました。時間も一致しており、まず間違いないかと思われます。」


頭を抱え考えていた。


杉山はどうしていいかわからなくなったが1つだけ方法がある。

南大陸にゲートが開いたままならそのゲートから魔界に入ることができる。

だが魔人が上空で待機している。

「八田。聞こえるか?今の話全部聞いていたか?まだ南大陸ではゲートは開いたままか?」と南支部に無線を入れる。


「はい。聞いておりました。ゲートは今でも開いております。どうしますか?私と私の部隊では魔人を相手することは厳しいと思いますが戻られるつもりですか?」と無線のやり取りをしていると違う無線が割り込んできた


「ほぅほぅ。困っているそうだな。だが時間はもう来たが返事だけでも聞こうか?亡者王(ディシード)よ」

無線に割り込んだのは魔人ジェイデル・ビー・マロンだった。


「魔人ごときがあまり調子に乗るなよ。【賢者の石】なんぞ、初めて聞いたわ。そんなものうちにはない。絆の玉核。星夜を返せ。」

と我慢の限界が来てしまった杉山。


「そう怒るな。亡者王(ディシード)よ。私もおぬしが出てくるとはおもわなんだ。しかも【賢者の石】の存在も知らんとはの。困ったのぉ。戦争しかないが、あと絆の玉核のことだが。

言うまでもないが私ではない。星夜というのか、良い名前だ。それとその件は上の仕業だな。君とはまだ争いたくないのでな。

帰ろうと思うが、時間が余ってしまった。少しだけ話そうか。

私も【賢者の石】があるとは思わなかったが私の部下がどこからか情報を経て、手に入れたかったがどうやら私も騙されたようだ。本命は絆の玉核の星夜君だったわけだ。だが手ぶらで帰ると部下にも馬鹿にされるのでな。そこでお前たちにプレゼントをやろう。」

南大陸上空が紫の光で覆いだした。浮遊船の船底からデカい柱が4本出てきた。その中心にデカい玉が出来ていた。

こんな魔力の溜まったものが街に落ちたら人どころか大陸ごと無くなってしまう。


八田は上空を見て部隊に指令を出す。

「近くにいる人だけでも急いで非難させろおー!いそげー!存在がバレても構わん!命を優先させろ!」

その号令とともに部隊が動き出した。


亡者王(ディシード)よ。また会おう。」その一言から魔人からの無線はなくなった。


杉山はヘリからその魔力の玉が見えていた。ものすごくデカくてその玉の周りは風が強くヘリでは近づけない状態だったが杉山は諦めることなかったが、ヘリの中で能力(ちから)も使えない。

ヘリから飛び降りるためにパラシュートも準備し

すぐさまヘリから飛び降りた。


*****【阿修羅】******


そう呟くと背中から6本の大きな腕が生える。

透明だが人力を纏っていて黄色く光っていた。

さらに6つの腕が絡み合い大きな一本の腕になった。


うおぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!


風が強く漏れている魔力も風に乗って刃となっていた。近づくと体は切れ、当たらなくても風が強く息もできない。

が大きくなった腕はこの距離なら柱ならギリギリ届くほどにデカくなっていた。

大きく振りかぶり柱に向けて殴った。


凄い衝撃波が生まれていた。


柱は粉々になり

その衝撃で溜まっていた魔力の玉が暴発し、船底に大きなダメージを与えることができた。

だが浮遊船はかなり大きく少し傷がつこうが落ちることはなかった。


「おいおい。嘘だろ。あのじじぃ。」と隣に居た細いが洗礼された魔力を纏った男にすぐ通達した。

「魔界に帰る。ゲートを閉じろ」


「畏まりました。」


浮遊船は黒い煙を出しながらゲートの中に入っていき、その後ゲートは閉じた。



「はぁ。おい。サタンいるか」と魔人ジェイデルがある魔族を呼びつける。


「はい。ここに」

と目の前に現れたのがジェイデルの部下、魔王サタンが跪ついていた。


「てめぇこれどうすんだよ。石もねー。城の底は壊れるわ。責任取るんだよな?」

凄い魔力の圧でサタンの身体はビリビリとなっておりヒリついていた。


魔族とはいくつもの分類分かれており、

一番下は魔獣→悪魔→魔王→魔人→魔神王この5つに分けられており

魔王はいくつもいるが魔人は4人しか居らず魔神王にはこの地球が生まれてからこの魔神王しか生まれておらず、

何千年もの前から今の時代まで支配している。


「申し訳ございません。私の情報不足でした」とジェイデルの魔力圧で口から血を出しながら返事する。 


「後片付けしとけよ」とジェイデルは王座を離れる。


その時サタンの顔はニヤニヤしていた。


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