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どうして僕が単細胞に?  作者: 稗田阿礼
第四章 地獄編
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19.最後の試練1




 ああ、やっぱここは地獄だったし邪神は邪神だった。たぶん、ロッギは僕たちをここから出すつもりはない。口では言わなくてもそれはわかる。


 ただ、たぶん面倒臭がり屋の邪神がわざわざ自ら僕たちと戦おうとしているのは謎だ。まだチャンスはあるのかもしれない。普通に心を折りに来てるのかもしれないけど。


 とまれこうまれ僕たちにできることはただ一つだ。僕はライちゃんに好きだと伝えたい。そして、その先もできれば・・・


ってそんなこと考えてる場合じゃない。


「レイ・・・」

 ベルが痛々しい視線を僕に向けてくる。たぶん僕の思考が読まれていたのだろう。


「別にいいんじゃん。」


 まあ、よくないとは思うけどさ。


「随分と余裕じゃのう・・・」


 ロッギは笑ってそう言う。


「そろそろ、始めるかのう・・・」


 そう言えば、対人戦は初めてかも・・・今まで龍とか龍とか龍とかとは戦ってきたりしたけど、普通の人と戦うのは初めてだな。ん、やばくね?


「ヴィレンドって対人戦の経験はある?」


「ないな。」


「私も。」


「右に同じく。」

 アドルフもなかった。


「あ、オワタ・・・」


 しかし、ロッギは待ってはくれなかった。


 ロッギは僕たちがいるところに殴りかかってきた。僕たちは一気に後ろへジャンプして攻撃を避ける。四人はお互いの邪魔にならないように別々の方向へと飛んだのだった。


「流石じゃのう・・・伊達に試練をクリアしてきたわけではないようだな。」


「そりゃそうだよー。」


「では、その実力見せてもらおうかのう。」

 ロッギはそう言って僕たちを物凄いオーラによって威圧した。


 僕たちのなかに緊張感が走る。僕は正直威圧感になれている感じなので普通だったが、ヴィレンドとアドルフはロッギの存在の大きさに圧倒されているようだった。


 ベルはなんか知らんが普通だった。


「アドルフ、ヴィレンド、大丈夫?」


「ああ、大丈夫だ。」


「我が威圧されるわけなかろう?」


 強がりを言えるくらいは大丈夫のようだ。


 たぶん、僕たちの一番の長所はチームワークなはずだ。それを生かさなければ今回は勝ち目がない。ロッギは神だ。神に勝つなんて普通はできないはずだ。そもそも、神って何なのか知らんけどさ。これに抗うしかないよな。今まで無茶苦茶なことでもなんとかなってきたし大丈夫だろ。


 僕はとても楽観的だった。しかし、そうでないような人もいるようだった。


 ベルはまあ、いつも通りだった。ヴィレンドも少しは緊張しているようだった。アドルフは見ていてわかる。全身が力んでいた。


 これは先行きが不安だな・・・


 僕たちは四方向に広がっていたので、ロッギは攻撃しかねていた。ただ、僕たちもロッギの強さが全く以てわからなかったので、むやみには動けない。


 恐らくさっきの攻撃は威嚇兼様子見と言ったところだろう。


 とりあえず様子見で攻撃してみるか。僕はベルに視線を送る。たぶん僕の意図は伝わっているはずだ。


 僕はそのままロッギの目の前に素早く移動し、回し蹴りを入れようとする。


 しかし、それはゆるりと避けられてしまい。隙が生まれた僕にロッギが攻撃をしてくる。僕はそのまま数メートル吹っ飛ばされたのだった。しかし、ロッギが僕を攻撃した瞬間にベルがロッギに殴りかかる。だが、それはロッギの左手によって受け止められる。


「えー、まじないんだけど。」


「お主らの思考など読めているわ。」


 ロッギが楽しそうにベルをそのまま投げ飛ばす。


「いってー。」


 まじで痛いな、しかも、ベルも受け止められるなんて。


 ベルが向こうでごめんって口パクで言っているのが見える。別にベルが悪いわけじゃないしね・・・


「お主らの実力はそんなものか?」


 そう言ってロッギは挑発したのだった。


いつも読んでいただきありがとうございます。最近忙しいので投稿が途切れがちになってますが、頑張って続けていきたいと思うので応援よろしくお願いします。

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