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22 王都ギルバデンス

こんなクソみたいな文でごめんなさい!

 俺とシルテとアステルさんの三人で話をしてから、俺は現実へと意識を戻した。


 「よし、出発するか」


 休憩は終わり、そんな感じの意味を含めて俺は口にしながら静かに気持ちよさそうにしていたリーナとエルの意識を現実へと戻させる。

 それでなのだが、戻ってくる際にアステルさんに言われた。

 大型になったエルの背中に乗って、エルが走ればすぐに王都ギルバデンスに着くよってね。


 「エル、とりあえず回復はしてると思うから、俺とリーナを背中に乗せたら全速力で走って行こう」


 そういうわけなので、俺はエルにそう伝えた。


 「了解、主」


 エルはそう言って、俺とリーナを背中に乗せるために少し低い体勢を取ってくれた。

 背中に乗り終わると、俺は口を開く。


 「よし、リーナ。再出発だ」

 「うん!」


 リーナが元気よく言うと、エルは全速力で駆け出したのだった。

 そういえば、リーナは最初よりも随分しゃべるようになったよな。最初見た時は、見た目十二、三歳くらいなのに年齢の割に全くしゃべろうとはしないし、身長もあんまりないなって思ってたけど、今になっては結構成長をしたんじゃないだろうか。

 寝る子は育つというけども、俺の作った料理を食べていたからこの短期間で年齢に比例するくらいの慎重にはなったのではないだろうか。

 あとは、しっかりとしゃべれるようになっていくのを待つだけだな。




 しばらくエルが走ってから、森の中を通って抜けて来て、山を登って抜けて来てをしてきた。

 今は特に何もない平地を走っているのだが、あとどれくらいで王都ギルバデンスに着くのだろう。

あ、そういえば、ここまで来るまでの間に森や山などで多くの魔物に出会いまくったので、スキルを使って倒しまくった。

 それにシルルテ村を出る時に、ミドルさんたちに素材袋を受け取っておいたので、【自動解体】を使って倒した魔物の素材を全て回収している。

 どのくらいの量を回収したのかというと、素材数=出会った魔物数、である。というか、数えてないからどれくらいの数の素材を集めれたのかはわからないのだ。


 「主。また山みたいですよ」

 「そうだなー。早く、王都ギルバデンスに着けばいいんだけどな」

 「そうですねー」


 全力で走っていると、視線の先に山が見えてきた。

 また、魔物を狩ることになるのだが、素材が手に入るので特に問題はない。


 「ゴブリンだぜ」


 山の中を走っていると、目の前に数体のゴブリンが現れた。


 「分かってる。アイスランス」


 俺はゴブリンに向かって、アイスランスを放つ。ただ俺が放ったアイスランスの数は、一つだけではなくゴブリンの数分。

なので、放たれたアイスランスは、勢い良くゴブリン数体に当たった。

その後すぐに、ゴブリン数体は絶命する。

 だけれどこれで終わりではなくて、


 「【自動解体】」


 絶命した数体のゴブリンを、俺は【自動解体】して、素材を取って素材袋に入れる。

 このまま物語が進んで行っても、俺は魔物と戦って素材を手に入れるだけ。


 ◇


 そんなわけで、俺はいつの間にか山を下りて、平地を全力で駆けている。エルがね。

 すると、視線の先に何か大きな建物が見えてきた。


 「ん? あれって王都ギルバデンスかな?」

 「どうですかねー、森から出たことがないのでわからんですよー」


 ……んー。もしも王都ギルバデンスだった場合ってこの状況を見られたりでもしたらどうすればいいのだろうか。

 正直言って、このままあそこに行くのはヤバい気がする。色々とね。


 「とりあえずエル。ここからは歩いて行こうか」

 「ん? 分かったよ?」


 エルとはそう言うと、ゆっくりと速度を落としていく。

 そしてそのまま俺とリーナを降ろしてくれた。


 「それじゃあ、歩いて行こうか」

 「はーあ!」

 「おう」


 こうして、俺とリーナとエルは歩いて、王都ギルバデンスらしき建物がある方向へと歩いて行ったのであった。




 その後の話だけど、歩いて行った先は、王都ギルバデンスだった。


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