第四話 防衛本能
「ウィィィン」 「ガガガガガ。」そうだ。俺は今あることに備えて武具や防衛のための自作防衛機を作っている所だ。
釘鉄線バットはまず、大型釘をバットにハンマーで思いっきり打ち込む。抜けないようにするためだ。
「おらぁっ!」 「カンッ!カンッ!」全体的に打つところを釘でまだらにつけた。
作る際に、思わず顔がにやけてしまう。そうだ。この狭い世の中がぶっ壊れる瞬間がやってくるのだ。笑わずにはいられないし、そのうえ俺の得意な工作。俺は昔から何かを作ることに喜びを感じるようになっていた。これも日本人としての血が騒いでいるのだろうか。
そこに、有刺鉄線でバットの周りをぐるぐると巻いていく。超鬼畜武器の完成だ。俺はそれを両手で握って数回振ってみた。
「重すぎる・・これじゃぁ一対一じゃないと厳しいな。」
釘付きのバットだけでも高威力だ。一つ一つの攻撃が重く攻撃時かなりの隙ができるため、集団戦で向かない。そのうえ力のない俺では扱いづらいが、俺は有刺鉄線を巻いた理由はほかにある。
釘とバットのつるつるの部分が目標にぶち当たるとき、釘の部分がもし、相手の強固な部分に当たり、低威力のつるつるのバットが相手の弱点に直撃して相手が倒れなかったら攻撃時よりさらに隙が出来てしまう。もう一度振りかぶってしまうためだ。その時人の一番の弱点脇などががら 空になる。
その隙をなくし、敵対行動をとる目標を一撃で仕留めるためバットに鉄線を巻いたのだ。うん。俺は間違っていないだろう。たぶんだ。
そして、俺の体全体を覆う超巨大な鉄板加工の盾これは俺が設計した最強の盾と言っていいだろう。だが、知能ある対人戦には向かない。
まず、横15センチほどの木材を2つ並べてそこに当て木を置いて木工用の釘で加工していく。
なぜ、この盾ヨコが30センチしかないの?と思ったかな? そうだろう。だが、これにはわけがある。
「まず、軽量化。片手で持って防護力を高くするためには軽量でかつ装甲が硬いこと。」
こていしたら、そこに鉄板を部分的に埋め合わせていく。
そして釘を打ち込んで盾の大部分は完成。鉄板の部分は相手に向ける方だ。当たり前だが。
そして最後の仕上げは取っ手の部分である。
取っ手の部分はもう適当にやろう・・ではなく本格的に作る。盾の一番の性能で大事なのは取っ手だと俺は睨んでいる。
持ちにくい取っ手だと、せっかくの装甲を硬くしても、軽量化しても使いづらくなったらゴミ同然だ。
取っ手の部分になる細木を紙やすりで角張ったところを全部丸くして盾に取り付けた。コ状にな。
俺は取っ手の部分を2つとりつけた。腕を入れて踏ん張れるようにしたのだ。
そしてようやく完成した。どうだこの出来は。
左腕を取っ手に差し込んで構えてみる。「ゾンビを抑えるならこれで十分だ。」あとは・・とスプレー缶を取り出して真っ黒に塗装した。
これは俺の趣味だ。すまん。黒が好きなんだ。




