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ココロの怪物  作者: 道路に転がった空き缶
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第三話 備え

俺は、急いで貯め続けた金を金庫から取り出して数えた。

合計 27万8100円だった。 俺はホームセンターに行く前にまず、食糧を確保しておくべきだと考えて近くの大型スーパーにチャリンコで走った。


そして、自分の好みのツナ缶やサバ缶、コーン缶などを数十個籠に入れてついでにカップラーメンも7つほど入れておいた。最後に、電池と懐中電灯そして1.5リットル分の水が入ったボトルを下の籠に10本いれてレジでお金を払い、いったん帰宅する。


買ったものを家の玄関に置いてまた出かけた。次によるところはホームセンターである。

ホームセンターには業務用・家庭用とあり、俺は業務用のコーナーに走った。


業務用のコーナーには木工用釘やら椅子に付けるキャスターなどかなり深い部品まで取りそろえられている。

俺は、大きな籠に大量の木製板と木々を加工する切断機・薄い鉄板・小さな釘打ちハンマー・大型釘・拳ほどの大きなキャスター・防犯ブザーを数個・監視カメラ×7個セット+テレビ画面+延長コードなどを購入。


家庭用コーナーでは、有刺鉄線や・野球バット・ガソリン缶2個などを購入した。

「お客さんそんなに買ってどうするの? 工作でもするの?」途中でレジのおばさんに声をかけられた。

「あーそうです。 ちょっと作りたいものがありまして・・」


「気を付けてね~。」はいと作り笑顔をかえしてチャリンコにのるが案の定、荷物が多すぎてハンドルの制御が効かない。


だが、この時のために持ってきた登山用の大型鞄に野球バットや釘木材などをいれてチャリンコを走らせ、家に到着した。


「ただいま。」やはりシーンとする家。だが、気にしなかった。俺は家の窓をすべて閉じ、俺はある部屋へと入る。


「工作室。 入るのは数年振りか。」何年か前親が離婚する前のこと 俺は父と休みの際イロイロ工作をして遊んだ。 キャスター付きの小さなタンスや机などである。が、そのあと人格が衰えた後だ。俺は色々設計図を作っていた。


「ついにこれを作る時が来るとはな・・」そう―それは缶爆弾や俺の体くらいの大きさの鉄板で装甲を固めた持ち盾・釘と有刺鉄線で加工した釘バットである。


日本では、法律上そういう危険な物を所持するだけでも法律に反し、数年の刑になってしまうため、俺は設計図を書いて(設計図でもだめだ)が、書いた。そしてそれを屋根裏部屋に隠していたのだ。


だが、まさかとは。現実逃避のためにそういうことをかいていたり妄想していたのに、本当にやってくるとは思わなかった。


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