最悪のライバル
「てめぇ、紅北中なめんじゃねぇぞ!」
「あぁ?てめぇこそ、紅中なめんなっ」
「んなら、タイマンで蹴りつけようやないか」
「あぁ、望むところだ」
『オラァーーーーーーー』
これは、某都市内にある、不良学生たちのストーリーである、紅北中の番長、北嶋拳斗。あだ名はけんちゃん。
対する紅中の番長、飛山照雄。あだ名は、テル。
この2人は、街中で会うたびに、タイマンするほどの最悪のライバル関係。
拳斗の連れである、拓人、弘樹は、止めるのに精一杯。テルの連れである、悠と鉄也は、短気のテルに、ビビり、ただながめるだけ。
そんな最悪のライバル同士が今日、卒業式で決着をつける。
10勝8負で勝ち越しの拳斗は余裕の表情だ。
『オラァーーーーーー』
2人のタイマンが始まった。
痩せ型である拳斗は、瞬発力がよく、蹴り技とアッパーを得意とする。
対するテルは、ゴリゴリの体で、瞬発力こそないものの、拳技と投げ技が得意で一つ一つの技が重い。
最初は拳斗がスキをつかれ、やられる一方。
地面に叩きつかされ、うずくまる拳斗の腹部にテルがのしかかろうとすると、得意の蹴り技で、拳斗がテルの鼻をおもいきり蹴る。
「いてーーっ」
鼻が折れ、大量の血が出て、倒れこむテル。
すると、これでもかと、テルの腹部に蹴りをいれる
さすがにヤバイと思った、拓人と弘樹が止めに入る
「もう、いいだろ」と拳斗の体をつかむ拓人
「けんちゃん、テルが死んじゃうぞ」とテルの前に来て拳斗の胸ぐらをつかむ弘樹
喧嘩に火がついたら止まらない拳斗はこの2人がいなかったら、本当に人を殺してただろう。
やっとおさまった拳斗が
「おいテル、てめぇはどこの高校行くんだよ」
と息を切らした声で言う。
「あぁ?俺は鷹爪高だよ。あそこはヤンキー高で有名だし、そこを仕切ってる、阿久津を倒して、俺が鷹爪を仕切る!」
そのテルの発言に対し、
「あぁ、俺も鷹爪に行こうと思ってたんだ。阿久津は尋常じゃないくらいつえーって、噂だしよ、さらにその幹部たちも、ヤバイらしい。」
拳斗もヤンキー高の鷹爪高校に行くと宣言し、その情報を伝える。
「ならよっ、俺ら6人組んでよ、いろんな奴らも集めて阿久津をやろうぜ?」
険しい表情で拳斗に言うテル。
さらに何故か勝手に道ずれにされつつある拓人、弘樹、悠、鉄也。
「あぁ、問題ないぜ、だがなっ、阿久津をやったらまた俺とお前で、どっちがてっぺんなのか、勝負つけるぞ!」
やる気まんまんの拳斗。
「よし、それで決まりだな。てめぇらも、それでいいだろ?」
テルが他の4人にも、確認をする。
『りょーかい!』
「なら、お前ら、入学式会おう」
拳斗がそう言って、みんな帰っていった。
これにより、対阿久津軍団が作られた。