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END OF THE WORLD ONLINE  作者: 岸村改
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第65話/・・・どうして、こいつに技を使うとこうなるの?

「やぁ!」


「そら!右手、頂きだ。」


前回の事を詳しく追及しようとしたら、アチャーは即座に俺から逃げて今、凛を後方から援護している。


ふむ。これは戦いが終わったらお話だな!


それにしても、前衛で戦ってる凛はともかく、援護のアチャー強過ぎじゃね?


【シルバーファング】の右手攻撃を、矢を撃ち込んで止めるとか・・・どんだけだよ。


まぁこれだけ強いのに、性格があれだからな。


正直、普通にしてたら大手ギルドからでも誘われそうなものだが・・・。


それはともかく、二人の猛攻のおかげで【シルバーファング】のHPバーがいい感じに減ってきている。・・・お?ラスト一本に入った。


ちなみに俺は何をしているかというと・・・【シルバーファング】から離れた所で、シルバーウルフを相手しています。


いや、ちゃんと【シルバーファング】を攻撃しようとはしたよ?


まぁその度に、麻痺になって・・・最終的には凛から戦力外通知が。


・・・あれ?おかしいな、目から汗が流れてくる。


というか、そもそもこれって、俺のレべ上げが目的だったはずなんだけど・・・まぁ経験値は入るからいいか。


「グルルルル。」


お?まだ生き残りが居た様だ。


ふむ。ここは丁度いいし、指南書で手に入れた新しい技を使ってみよう!


まず、敵を正面に入れて・・・右手を突き出した状態からそのまま後ろへ引いて・・・。


「ガゥ!」


そのまま飛びかかってきた敵に対して、一気に撃ち抜く!


指南書の技、無刀骨法を使ってみたんだが・・・すごくエグい。


というか、妙にリアルな感触が嫌だ。何この技。


だってさ・・・撃ち出した俺の右手、シルバーウルフの腹に思いっきり埋まってるんだもん。


この生温かさと感触が・・・これ、トラウマになるぞ!


まぁそのシルバーウルフは、腹に手が突き刺さったまま砕けて消えたわけだが・・・これ考えた開発者えげつないな。


「アオーン!」


お?どうやら向こうも終わった様だ。


「KAIN。今のでどのくらいレベルあが・・・って、何であんた血だらけなのよ。」


「ん?ああ、シルバーウルフの返り血。」


何でだろう?


俺がシルバーウルフで試す技って、何でこうスプラッタな物が多いんだろうか?


「何て言うか・・・気持ち悪いわね。消えるまで近づかないで。」


・・・凛さん、それはひどくないですか?


まぁわからないでもないけどさ、俺もまだ右手に先の感触が残ってるし。


「時にマスター。ステータスの方はどうなのだ?」


「お?忘れてた、今確認する。」


さて、レベルはあがったのだろうか?


<ステータス>

  LV:24

  HP:1100/1250

  MP:250/1250

経験値:5/14400

 名前:KAIN

 職業:剣豪lv4

ギルド:無所属

コール:440000c

特殊項目

ペット:九尾狐


<武器>

右手武器:黒霧の刀+10

左手武器:なし


追加スロット数:0



<防具>

  頭:無し

 上着:羽衣

上半身:着物

  腰:帯

下半身:袴

  脚:草履

  腕:無し


追加スロット数:0


<ジョブスキルカードスロット>

カードスロット1:体術lv5

カードスロット2:剣技lv30

カードスロット3:ステップlv5

カードスロット4:なし


追加スロット数:0


<固有スキル/発動可能スキル>

固有スキル:


・刀術強化


・剣双乱舞


・指南書【無刀骨法】・【抜刀術】・【心眼】


発動可能スキル:


・ブレイクダウン


・一刀流【五月雨】・【虎牙】・【無想】



確か、心眼を手に入れた時が23だったから・・・1レベルは上がったのか。


ちなみに指南書のスキル、【抜刀術】と【心眼】はまだ使った事が無いから使いたいんだけど・・・効果が不安なんだよな。


何せ、説明が中途半端すぎる・・・。


【抜刀術】・・・刀の抜く速度に比例して一撃の攻撃力が増します。


【心眼】・・・目を瞑って攻撃する事で、クリティカル率が上昇します。


・・・この説明で、不安を覚えない奴が居ると思えない。


そういえば、【無想】もまだ使ってなかったな。


何せ、指南書のクエストだと刀を持ってなかった時間の方が多かったしな・・・お?血が取れた。


「それでKAIN、どうだったのよ?」


「ああ、1レベルだけ上がった。」


凛の奴、1レベルか~とか言っているけど・・・一体何を考えている?


「ルシファー・・・あんた、今日この後も暇?」


「勿論だとも。」


そりゃ、暇だよな・・・ゲームの為に会社を早退してきた様な奴だし。


本当に、こいつの会社大丈夫か?ちょっと心配になってきたぞ。


「・・・なら、決まりね。ボスメドレー行くわよ。」


「了解した。なら、一度町に戻って装備を整えるとしよう。」


え?何それ?・・・マジで?


というか、本人の意見無視ですか?そうですか。


そういえば、今さらだけど・・・アップデートでボスの出現時間変わったんだね。


「ほら、現実逃避してないで、さっさと来なさい!」


あ、やっぱり駄目ですか・・・そうですか、はぁ。


俺、今日生きて帰れるだろうか?

サブタイトルの話数間違えたOTZ

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